自然景観との調和や森林生態系の保全など、箕面公園ならではの配慮が必要な箕面公園滝道の復興工事。※6月18日(月)16時現在、地震の影響はほとんどなかったとのことです。
6月18日(月)16時現在、箕面公園内は今のところ土砂崩れ、倒木、倒壊などの被害は発生していないとのことです。
【現在、行われている箕面公園の復興工事の様子】
昨年10月、台風被害で発生した斜面の崩落などによる滝道の通行止め。現在、滝道対岸の散策路を通って箕面大滝まで歩けますが、足の弱い方にはたいへんです。
秋の紅葉シーズン(10月末)の開通をめざして、自然景観と調和したのり面の安定・強化を前提として、森林生態系や生物多様性に配慮するなど、自然公園である箕面公園ならではの復興が行われています。
ドローンで写したのり面の様子(6月)
打ち込んだ杭(補強材)とネットで斜面の安定化を図る 景観と調和した工法を採用。1,000㎡の約4割が完了しています。
のり面緑化には外来緑化植物は持ち込まないなど、生物多様性に配慮した植生回復をめざしています。
滝道の工事の様子(6月)
損傷が大きく、時間がかかっている滝道の復興工事。
地域全体でモミジや植生の復活を進めていくことが大切です。また、シカによる食害から植生をどのように守っていくのかなども検討する必要があるでしょう。
地域資源である箕面公園の自然を、行政を含めた市民全体で、守り育て活かす協働の取り組みが求められているでしょう。
写真:大阪府池田土木事務所提供