6月3日の日曜日、親子向けのアリジゴクの観察会を開催しました。当日は天気もよく、初夏の爽やか気候で、大人13名、子ども9名の22名の方が参加されました。
はじめに、講義室で、図を見ながら簡単にアリジゴクについて説明しました。みなさん静かにお話を聞いてくれました。

続いて、ビジターセンターの事務所前で観察会です。わくわくしながら外に出てみると、たくさんのすり鉢上の巣がつくられていました。巣の中にアリやダンゴムシを入れて反応を見ます。入れるとすぐに幼虫がアリを捕まえ、大きなアリが動かなくなってしまったことに子ども大人も驚いていました。体液を吸われてしまったあとのアリを手のひらにのせてみると、とても軽かったです。

次に、ミニルアーを使ってアリジゴクを釣り上げてみました。アリを入れたときのように反応し何人かは上手に釣れました。つれなくてもそっとスコップで掘りおこしてアリジゴクに出てきてもらい観察しました。ルーペで見ると折りたたんだ足や体の毛、獲物を捕まえるアゴがよくわかりました。また、後ろ向きに歩く様子も観察できました。

捕まえたアリジゴクの大きさを測ると小さいもので0.5cm、大きいものでも1.5cmでした。とても小さな生き物ですがじっくり観察して面白い形態や生態に触れることができてよかったです。

人気のアリジゴクの観察会。次回は7月1日です。ご参加お待ちしています！詳細はチラシをクリックしてください。