里山の環境変化などにより減少した箕面市の花「ササユリ」
昭和44年に箕面市の花として制定された「ササユリ」、昔は、箕面の山では普通に見られた植物ですが、今は、ほとんど姿を消しています。
「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に・・・」 ひと昔前まで、箕面でもご飯やお風呂を炊く燃料を得るために山に柴刈りに入っていました。落ち葉による堆肥が化学肥料に変わり、薪や炭によるエネルギーが石油やガスに変わるなど、経済的な価値の低下やライフスタイルの変化により、里山に人の手が入らなるにつれて、ササユリを見ることも少なくなりました。
箕面市の花であるササユリ、そして里山の豊かな生態系のシンボルであるササユリ、ササユリを次の世代に残していくために、調査や採取防止や啓発、保護・管理のための市民や行政などによる取り組みが必要になっています。
下の写真は、6月18日に撮影したものです。