ビジターセンターのミツマタ開花
春の陽気を感じられる日が増えてきました。ビジターセンターも春の花が続々と咲いてきています。
つやつやの毛が密生したつぼみをつけていたミツマタも咲き始めました。小さな黄色の花が集まって、丸く半球状に咲きます(頭状花序)。今は周辺の花がちらほら開花、という感じですが、これから真ん中に向かって開花が進み、小さな花のボールができます。筒状の長い花は、つぼみのときからのつややかな毛をまとって、とてもかわいらしいです。
名前の通り、枝が3つに分かれながら分岐しているのが特徴で、樹皮は和紙の原料に使われてきました。
ミツマタの他にもカンヒザクラが見ごろを迎え、キクザキイチゲやミスミソウもまだ残っています。鳥たちも、夏鳥と冬鳥が入れ替わる時期で、夏鳥のキビタキのさえずる声を聞いたかと思えば、冬鳥のルリビタキが姿を現したり・・・大きな季節の変わり目です。
街中に比べると、ビジターセンターは少し気温が低いです。まだしばらくは、暖かい服装を持参してくださいね。