箕面の森林に棲息するヒメボタル(小型ヒメボタル)
箕面ホタルを守る会 石田達郎さんからのホタル情報を紹介します。
小型ヒメボタル、深夜の発光ショー、すごすぎます ☆
【報告】7月5日(土)勝尾寺園地 小型ヒメボタルの観察会
気温:22℃ 湿度81%
参加者:大人 12人(深夜8人) 子ども 1人(深夜1人)
モリアオガエル や フクロウの子どもが 挨拶♪
小型ヒメボタルは 25灯(深夜184灯☆)
それに加えて、皆が帰る時、約60灯がお見送り♪
21~22時の雨をものともしない(ばねにして)すごすぎる深夜の発光ショーでした・・・☆
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ヒメボタルは一生を陸上で暮らし、同じ種内でも個体群により、見られる季節や時間、体のサイズも異なります。箕面の町なかのヒメボタルは、5月下旬ごろに発光しますが、明治の森箕面国定公園の森林のヒメボタルは7月上旬に発光します。サイズも一回り小さいので、小型ヒメボタルと呼ばれています。町なかのヒメボタルは、午後9時ごろが発光のピークですが、森林のヒメボタルは、深夜の12時ごろが発光のピークとなります。
箕面ホタルを守る会では、2004年に小型ヒメボタルを発見、翌2005年から箕面警察から通行許可を受けて深夜調査を行っています。又、箕面森林管理事務所などと連携しながら調査・観察を毎年継続して行っています。
ヒメボタル(Hotaria parvula)は、大阪府レッドブックに準絶滅危惧種(NT)として掲載されています。(準絶滅危惧種とは大阪府内において存続基盤が脆弱な種として定義されています。)
棲息地周辺の環境保全(適度な湿度と適度な空間環境)のために、調査・観察を継続しながら環境変化に注視しています。
毎年小型ヒメボタルを見ることが出来るように、まわりの森林環境が継続して保全されることが願われますね。
下の表は、2013年の発光状況です。(箕面ホタルを守る会調査)