哺乳類の定点カメラ調査にご参加ください!
29日の日曜日、秋晴れのさわやかな気候の中カメラの見回りを行いました。
EXPOの森で、カメラの電池を交換していると、1頭のサルが近づいてきました。5月より国定公園内でカメラの見回りをしていて、哺乳類と出会うのは初めてです。しばらくサルを観察していると、遠くから別のサルの鳴き声が聞こえてきました。そして間もなく、数頭のサルに囲まれ、私たちはサルの群れと交わりました。サルはこちらの存在に気づいて一定の距離を保ちつつも、身づくろいをしたり、追いかけあったりしていました。カメラにもたくさんのサルが撮影されていました。
森の中は、先日の台風の影響で少し景色が変わっていました。小さな土砂崩れが起きているところもありました。清水谷への道は、多量の水が流れた跡が溝になっていました。
自動撮影カメラは、雨にも耐えられる防水設計になっています。バッテリーやメモリーカードを入れる部分は、ゴムのパッキンがついたふたをねじで止める仕様になっています。
しかし1台のカメラのねじを開けると、中からたくさんの水が出てきました。防水仕様のカメラも、強い雨には耐えられなかったようで、カメラとメモリーカードは故障してしまいました。設置した場所が、運悪く台風の風雨が直撃する場所であったのでしょうか。他のカメラは無事でした。
台風が変えた地形には、面白い光景も見られました。たくさんの水が流れたことで、林床の枝や小石が流され、ちょうどカメラの前に、ぬた場が形成されました。12:39分に通りがかったオズジカがおよそ5分間、カメラの前でぬた浴びをしている様子が撮影されました。
(近藤万里)
次回見回りは、10月20日(日)10時~(終了予定時刻13時)
EXPOの森駐車場に集合
詳細は、みのお山麓保全委員会にお問い合わせください。
携帯:090-1133-3615(高島)
箕面駅から相乗りできますので、車がない方はご相談ください。