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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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箕面の山「ナラ枯れ」被害の状況と対策について

「ナラ枯れ」被害防止プロジェクトチーム(以下PT、座長、竹田光廣さん)は、この夏から10月上旬にかけては、「ナラ枯れ」被害木のうちの「枯死木」(既に枯れてしまった木)の現場確認を優先して精力的に行っています。

現場確認を行った「枯死木」には、赤いテープを巻き、ナンバリングをしています。(黄色いテープは被害を確認した木です。)

8.12ナラ~1

今年の天候のせいか、昨年にも増して、多くの「枯死木」が発生しています。

9月19日、明治の森箕面自然休養林管理運営協議会の例会(年7回開催)が開かれ、「ナラ枯れ」被害防止PTの調査データを元に事務局(NPO山麓委員会)から、9月17日現在の「枯死木」数の速報が報告されました。

*下記のリストは一部です。

現場確認リスト

確認済みの枯死木数は、9/17現在:80本(複数株立ちも1本とカウント)となっており、現場確認されていない木も多数あり、100本以上になるのは確実な状況との報告がありました。又、国有林を管理している管理事務所からは、国有林内で落合谷を中心に43本の「枯死木」を確認しているとの報告がありました。

修道院東

80本の「枯死木」の樹種別割合は、コナラ72本(90%)その他、アラカシ4本、シイ3本、クヌギ1本と予想通りコナラの枯死木が圧倒的です。その他、カシやシイなども枯死している事が分かりました。シイは府営箕面公園の瀧安寺周辺に多く生育しており、歌碑にも読まれています。*野村泊月 「椎の花八重立つ雲の如くにも」(滝道)

又、胸高直径別の「枯死木」の本数は、下記のグラフの通りであり、平均胸高直径42㎝で、20㎝以下は少ない事が報告されました。

直径別

また、「生存木」の中には、多くの穿孔とフラスが出ている木も多くあり、「枯死木」と同様に伐倒・くん蒸処理を行う必要のあると考えられる木も多く見られるとの報告がありました。

目標)ナラ枯れ被害を一気に進行させないために、適正な予算を確保し、「枯死木」については全数「伐倒・くん蒸処理」処理、被害が甚大な生存木についても出来る限り、処理を行う事を目標とする。

(役割分担と情報交換)現場確認は、主に市民団体が役割を担う。伐倒・くん蒸処理は、行政が行う。・箕面市域については市が中心となり、市民団体や各行政との情報・意見交換会を行う。

(枯死木の現場確認)紅葉する前、10月中旬をメドに、枯死木の現場確認(ナンバリング)を完了する。

・・・などの基本的な方針が確認されました。

冬季に行政に伐倒・くん蒸処理を行ってもらうためには、山が紅葉する前に被害の全数を把握して、枯死木の場所を特定することが必須です。山は広大であり急斜面も多く、現地確認を行うのは大変な状況であり人手が不足しています。現地確認のために多くの市民ボランティアのご協力が必要となっています。連絡先:NPO山麓委員会事務局/携帯090-1133-3615

次回の定例活動日は、9月26日(木)、10月7日(月)、10月21日(月)です。みのお市民活動センターに午前10時にお集まりください(午後2時ごろ終了予定)。

◆ナラ枯れ被害防止研究フォーラム(報告会)

10月26日(土)13:30~15:30市民活動センター会議室、入場無料です。 

「ナラ枯れ」被害を一気に進行させないためにご協力をお願いします。

カテゴリ:箕面ビジターセンター,生き物の多様性保全,ナラ枯れ被害防止

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投稿者:sanroku

投稿日:2013年09月20日 19時間53分27秒