箕面ビジターセンターの「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」
2月27日、久々に暖かく日差しがあり、箕面ビジターセンターの裏庭のフクジュソウが花を開かせていました。日の光が当たると花を開かせ、日がかげると花を閉じてしまいます。もうずいぶんと茎を伸ばしています。
このフクジュソウ、2月上旬からかわいい顔を出していますが、春の妖精(スプリング・エフェメラルといわれています。
まだまだ風が冷たく冬枯れの中で、芽を出してあっという間に花をさかせ、春の到来をつげる植物たちです。
これらは春の妖精と呼ばれる植物で、箕面ビジターセンターでは、今、フクジュソウの他にもセリバオウレンが可憐に咲き、セツブンソウも1株ですが花を咲かせています。
皆さんに人気のカタクリも3月下旬には、花を咲かせることでしょう。
これらの春の妖精と呼ばれる植物、冬に落葉した林で林床に日ざしが入るこの時期に、またたく間に芽を出し、成長して開花し身を実らせます。
そして、落葉樹が新緑の葉を広げる5月には枯れてしまい地上から姿を消してしまいます。
地上に姿を見せているのは1年のうち、早春の2ヶ月足らずの期間でしょうか。
春のはかない命という意味で、SpringEphemeral(春の妖精)と呼ばれています。