7月26日（金）午後、市民の方から、箕面川親水公園（箕面市桜）の西小路宮橋下南側堰堤で、オオサンショウウオを発見したとの連絡がありました。水遊びをしていて見つけたそうです。

箕面川のオオサンショウウオは、特別天然記念物に指定されており、約２００頭生息しています。大都市近郊でオオサンショウウオが生息しているのは他に類がなく、箕面は豊かな自然環境が保たれている証といえます。
また、箕面では、多くの個体の細胞を調べて固有種であることを確認したり、個体にＩＣチップを埋め込んだりして調査や管理をしています。現在のところ箕面川では外来種や混血は確認されていませんが、仮に外来種や混血が持ち込まれますと、箕面川上流の生物の生態系に影響が出る可能性があります。

（※現地で撮影したものではありません）

特別天然記念物であるオオサンショウウオは勝手にさわったり、動かしたりすることが禁じられています。一方、オオサンショウウオは肉食で獰猛です。むやみに顔の前に手をだすと鋭い歯でかみつかれてけがをする恐れがありますので注意をしてください。オオサンショウウオを見つけたら、触らないでそっとしておきましょう。

万一、箕面川でオオサンショウウオの死骸を見つけた場合は、写真を撮っていただき、場所等を確認し、箕面市環境動物室（又はみのお山麓保全委員会）までご連絡いただくようお願いします。