「みのお山麓保全活動助成金」を受けた「箕面ナチュラリストクラブ」が、才ヶ原池の堰堤に防鹿ネットを設置しました。
箕面ナチュラリストクラブは、2020年に「みのお山麓保全活動助成金」を受けて、才ヶ原池堰堤の上部にシカ除けネットを設置しました。
数年経ち、裸地化や土砂の流出はなくなり、ススキやヒヨドリバナなど、ため池の堰堤の植生が復活しつつあります。
一方で、堰堤下部は、イノシシの掘り返しやシカによる食害で、裸地化したままで課題になっていました。
今回、箕面ナチュラリストクラブは、2023年度後期の「みのお山麓保全助成金」に申請(99,000円)を行い、採用されたため、11月9日(木)に、箕面ナチュラリストクラブや清水谷をまもる会、みのお生きもの会議のボランティアなど7名が集まり、防鹿ネットの設置活動を行いました。
今後は、防鹿ネットの見守りや植生回復の調査などを行っていく予定です。
※才ヶ原池の水位について
近年の気候変動による影響で、自然災害の防止のため、梅雨や台風シーズンの間、2m~2.5mほど、水位を下げています。
才ヶ原池ハザードマップ(←こちらをクリック)
ため池には、自然災害の防止はもちろんのこと、景観面(箕面のビューポイント)や生物多様性の保全(マミズクラゲや絶滅危惧種が生息)など、いろいろな公益的な機能があります。
防鹿ネットの設置も含めて、引き続き、公益的な機能が最大限発揮できるよう市民と行政が協働で役割分担を行っていただきたいと考えています。(山麓委員会/事務局高島)