自然災害防止のため、才ヶ原池の水位を下げています。
箕面のハイキングコースとして人気の高い才ヶ原池ですが、自然災害防止のため、今年の夏ごろから、徐々に水位を下げています。
現在は約2m程度、下がった状態です。箕面市によると、この秋から冬についても、約2m下げた状態で継続するそうです。
※上は箕面生物多様性会議(生きもの会議)提供の写真です。
才ヶ原池の貯水量は120,000㎥。貯水量は25mプールおよそ334杯に相当します。
集中豪雨や長雨により、ため池の水位が上昇すると、ため池決壊の危険性が高まります。また、大地震では、堤防に亀裂や漏水が生じ、決壊する危険性が高まります。
箕面市による才ヶ原池のハザードマップは、下記をクリックしてご覧ください。
才ヶ原池ハザードマップ(←こちらをクリック)
才ヶ原池は、非常用水源としての役目がありましたが、水需要の低下により、近年、市では取水制限が行われていない状況です。(農業用水としても使われていません。)
ため池には、大雨時には雨水を一時的にためる機能や土砂流出防止の機能を持つほか、生き物の生息・生育場所や地域の憩いの場所になるなど、多面的な機能を有しています。
しかし、老朽化したため池は、大雨や大規模な地震などで決壊した場合、大きな被害をもたらす恐れがあるため、日ごろの管理が大切です。
(追記)
水位が下がったこの冬の間に、野鳥がからまるなどの被害を受けないよう、禁止されているルアーフィッシングのテグスやルアーなどの回収を行いたいと考えています。(事務局/高島)