箕面市の花であるササユリ、里山の豊かな生態系のシンボルであるササユリを次の世代に残していきましょう。
昭和44年に箕面市の花として制定された「ササユリ」、昔は、箕面の山では普通に見られた植物ですが、今は、ほとんど姿を消しています。
落ち葉による堆肥が化学肥料に変わり、薪や炭によるエネルギーが石油やガスに変わるなど、経済的な価値の低下やライフスタイルの変化により、里山に人の手が入らなるにつれて、ササユリを見ることも少なくなりました。
ササユリを次の世代に残していくために、調査や採取防止や啓発、保護・管理などの取り組みが必要ですが、ササユリだけでなく、多くの希少な植物が人により盗掘された事例があります。
絶滅危惧種及び希少種以外に、園芸業者、薬種業者、マニア等の採取対象となるという理由で規制されている種が27種あり、ササユリなどのユリ科やラン科の植物が多く指定されており、下記の罰則規定があります。
明治の森箕面国定公園(特別地域)では、自然公園法第20条第3項第11号において、環境大臣が指定する植物を採取し、又は損傷する事が規制されています。 本規制に違反すると自然公園法第70条の罰則が適用され、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
箕面市の花であるササユリ、里山の豊かな生態系のシンボルであるササユリを次の世代に残していきましょう。
下の写真は、6月9日に撮影したものです。