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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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台風により被害を受けたスギ・ヒノキ林の風倒木対策事業が8月1日から「こもれびの森」で行われます。自然林の再生のための事業や活動にご理解とご協力をお願いします

昨年・一昨年と連続した大きな台風の影響により、箕面の山が大きな被害を受けたのは記憶に新しいところです。

箕面大滝に通じる府営箕面公園では、渓谷の斜面が崩れて、通行止めになりましたが、箕面大滝の北、大日駐車場前斜面でもスギ・ヒノキの人工林が大きな被害を受けました。

その他、「こもれびの森」(箕面市有林)でも、南から吹き付ける台風による強風のため、南斜面の谷沿いのスギ・ヒノキの人工林が大きな被害を受けました。

才ヶ原林道沿い、雲隣展望台北から見た倒木被害

才ヶ原林道沿い、緊急ポイントB-9から見た倒木被害

林内から見た風倒木の様子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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箕面の山では、徐々に自然災害からの復旧作業が行われていますが、この8月1日から10月31日までの期間で、「こもれびの森」の才ヶ原林道から南側の谷筋、3ヶ所において、風倒木の撤去と自然林の再生のために防鹿柵の設置事業が行われます。

「こもれびの森」の風倒木面積は≒7ha、全損は≒1.5haと大きな被害を受けましたが、8月から大阪府による荒廃森林倒木対策事業が始まります。

破線で囲んだ所がおよその場所

風倒木を撤去するためには、被害地にあるハイキング道を利用して復旧作業道を作る必要があります。

その後、作業道に機械を入れて、玉切りをした風倒木を林道に運ぶことになります。

その際、才ヶ原林道には、一旦、風倒木を積み上げて集積したり、林道を使って大型車両でたくさんの風倒木を搬出する作業が始まります。

才ヶ原林道は、箕面の山をハイキングしたり、楽しむ多くのハイカーに利用されていますが、本格的な撤去作業が始まると、林道を通行するには安心・安全が危惧されます。

現在、各所の通行止めの表示がされています。

ハイキングをされる時は、事前に安心・安全情報を確認してください。

※NPO山麓委員会では、逐次、情報が入り次第、ブログに掲載していきます。

箕面ビジターセンター側の才ヶ原林道入口の看板

※7/25の写真では、まだ通行止めになっていません。

杉の茶屋から雲隣展望台に上がる(緊急ポイントB-5)の小看板

風の杜から才ヶ原林道に入る入口の小看板

※緊急ポイントB-11から才ヶ原池には通行可と書かれています。

ご不便をお掛けすると思いますが、ご理解とご協力をお願いします。

≪「こもれびの森」の自然林の再生について≫

風倒木を撤去しただけでは、自然林の再生は出来ません。増えすぎたシカによる食害により、萌芽した木や草の多くが食べられてしまい、土砂の流出などが懸念される裸地状態になってしまいます。

明治の森箕面自然休養林管理運営協議会やNPO法人みのお山麓保全委員会では、行政による風倒木が撤去され、防鹿柵の設置がされた後に、市民が出来ることとして、自然林の再生のために、一定程度の植樹を行う必要があるのではないかと考えています。

周辺の植生調査、土壌を安定させる樹種の選定、苗木の確保、適切な植樹、数年かけてのモニタリング調査(適応的管理)などが必要になってくると思いますが、自然林に戻すための活動にご支援・ご協力をお願いします。(事務局/高島)