森林総合研究所関西支所「研究情報」に「クビアカツヤカミキリによるバラ科樹木の被害」の記事が掲載されました。大阪南東部中心に被害が拡大しているようです。
大阪府では、2015年に大阪狭山市でクビアカツヤカミキリが確認され、現在は大阪市、堺市、羽曳野市など、被害は7市町村に拡大しています。
ソメイヨシノを中心としたサクラの他、ウメやモモの被害が多いようですが、徳島県ではモモ・スモモなど国内最大の農業被害が出ているようで注意が必要です。
成虫の発生時期は、6月中旬から7月下旬頃までが多いようです。また、日本ではほとんどが2年1化(幼虫期間が二年目で羽化)と言われていますが、不明な部分も多いようです。
研究情報は、下記をクリックしてください。
研究情報№131(Feb2019)(PDF:4,338KB)
また、今年度から農林水産省イノベーション創出強化研究推進事業として「サクラ・モモ・ウメ等バラ科樹木を加害する外来種クビアカツヤカミキリの防除法の開発(H30~33)」が始まり、生態研究から防除法に至る様々な知見が明らかにされることが期待されています。
※画像提供 国立研究開発法人森林総合研究所関西支所
成虫や幼虫が出すフラスを発見したら、環境省や地元市町村などにご連絡ください。
(追記)過去の「山なみネット」のクビアカツヤカミキリの情報は下記をクリックしてください。
サクラなどの樹木に被害を与えるクビアカツヤカミキリが特定外来生物に指定されました。クビアカツヤカミキリの成虫や樹木からのフラス(木クズ)を発見したら、通報してください!(2018.7.20)