昨年9月の台風21号により壊滅した清水谷の防鹿ネット、1月17日に行政職員や市民団体22名が参加して、第2回目の復旧活動を行いました。
1月17日(木)、清水谷をまもる会7名、箕面観光ボランティアガイド8名、林野庁京都大阪森林管理事務所職員3名、林野庁箕面森林ふれあい推進センター職員3名、NPO山麓委員会事務局1名の計22名で、清水谷の防鹿ネットの復旧活動を行いました。
前回(12/13)は、Cネットの復旧でしたが、今回(1/17)は、Aネット(清水台入口)及びBネット(Cネットの山沿い)の下流側の復旧を行いました。
最初は、ネット内のスギの枝葉を取り除き、林道沿いに出すことから始めました。女性の参加者が細かい作業をしていただき、とてもきれいになりました。
Bネットの上部には、太い倒木が残っていたので、林野庁職員や市民団体が交代で、ノコギリで玉切りをして、ネット内から撤去しました。
続いて、立ち木やポールを利用して、防鹿ネットを取り付けました。
ネットの下にアンカーを打ち込み、倒木で止めるなどにより固定しました。
今回も寒い日でしたが、体を動かしている間は丁度良い気温で、活動しやすかったと思います。22名と多くの方が汗を流していただき、AネットとBネットの下流側は、見違えるように復旧しました。
Aネット
Bネット
春になり貴重な植生が芽吹いてくるのが楽しみです。
第3回目は、2月7日(木)にBネットの上流側の復旧を行う予定です。
清水谷は、北摂山系の中では、珍しく、東西に谷が走っており、周辺地域とは気象環境が異なることから、多様かつ希少な植物が生育しており、「清水谷をまもる会」などが貴重な植生を守るために、活発な活動を継続しています。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会でも、市民が中心となり、行政(国)の協力を得て、生物多様性の保全を目的として、2010年から清水谷に「防鹿ネット」を設置して、増えすぎたシカによる食害を防ぎながら、植生保護を行っています。
カテゴリ:箕面の山 災害復興情報,事務局だより,シカによる食害防止,生き物の多様性保全,明治の森箕面自然休養林管理協議会
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投稿者:sanroku
投稿日:2019年01月17日 17時間26分20秒