箕面のシカによる被害と対策、2月27日(月)毎日放送、夕方の報道番組「VOICE」で取り上げられます。
箕面でも近年、増えすぎたシカによる食害は、森林生態系への影響だけでなく農作物への被害に加えて、下層植生が劣化することによる土砂の流出の恐れもあることから、山すそに住む私たちの生活にも影響しかねない問題となっています。
大型哺乳類であるニホンジカは、ササなどイネ科の草本を好みますが、秋や冬には、どんぐりなどの木の実の他、枯れた葉っぱも食べます。箕面の山は、10年前と比べて、下草が少なくなっており(シカが嫌いな草だけが残っている)、土壌が水を蓄える力も減っているようです。
このまま放置しておくと大変なことになるので、「緊急避難的に貴重な植生を守る防護柵の設置」「自動撮影カメラなどによるモニタリング調査」「本格的な頭数管理(猟友会)」「市民への啓発活動」などの活動を行っています。国・大阪府・箕面市などの行政と市民団体が役割分担をしながら、情報交換や意見交換を行いながら、協働の活動を行っているところです。
先月、毎日放送から連絡があり、清水谷や鉢伏山を案内しました。昔はササ原だった鉢伏山が、今はハゲ山になってしまった様子を案内した他、自動撮影カメラによるモニタリング調査なども紹介しました。
その後、毎日放送では、猟友会による捕獲の様子や農作物被害の様子なども取材されたようです。
2月27日(月)夕方の報道番組「VOICE」で取り上げられる予定です。10分くらいの時間だと思いますが、ご覧いただきますようお願いします。