明治の森箕面自然休養林管理運営協議会の取り組み
12月20日(木)箕面市特別会議室で、第28回明治の森箕面自然休養林管理運営協議会が開かれました。
先般、行われた近畿中国森林管理局の森林・林業交流研究発表会において、当協議会の取り組みが「森林・林業交流研究会審査委員長賞」を受賞されたので、当協議会代表の鎌谷計三さんと箕面森林事務所森林官の岡本哲知さんへの表彰状の授与が、京都大阪森林管理事務所長の外山武比古さんより行われました。
平成21年4月より、協議会を設立し、地元の11の市民団体と大阪府や箕面市や森林総合研究所などの行政関係者委員となり、京都大阪森林管理事務所長が助言等を行う「相談役」として、情報の共有化と意見交換をもとに、「協働」で自然休養林の環境整備や保全活動を行っています。
運営体制の特徴は、行政主導でなく市民団体が主体的に企画立案や運営を行う点にあり、資金面でも独立した運営(アサヒビール㈱との支援協定及び個人の寄付)で活動を行っています。
具体的には、利用者の安心安全のための「箕面の森の案内板」の設置や箕面林道内での「ベンチの設置」の他、生物多様性の保全のための「清水谷のシカ防護ネットの設置や植生調査」や「ナラ枯れ被害の防止」活動などを行っています。
このように市民団体が主体的に企画立案や運営を行い、行政と「協働」で行う取り組みは、他にあまり類がなく、今回の評価につながったと思われます。
12月20日の協議会では、「清水谷の防鹿ネット設置効果」「子どもたち対象のパンフレット作成」「自然休養林利用者の安心・安全」などの議題について意見交換と実行計画の協議がされました。
なかでも、箕面山の生態系や生物多様性の保全のための「シカ管理計画の実施」の必要性などが議論されました。
次回の協議会は、2月21日(木)13:30から箕面市特別会議室で開催の予定です。