8月24日、箕面市白島地区内の里道沿いのコナラの枯死木の伐採作業をボランティアの協力で行いました。
あかつき特別養護老人ホーム(箕面市白島)から、山麓保全委員会に相談がよせられたコナラの枯死木の伐採作業を8月24日に行いました。
6月末に寄せられた相談は「施設のフェンス沿い(里道沿い)にあるコナラ枯死木の一部が施設内に倒れてきた。屋根上の倒木は取り除いたが、他の枯死木は強風が吹くと施設に倒れかかる危険性があるので、どうしたらいいか」という内容でした。
別途、隣接している私有林で地権者が分かっている樹木は、7月4日に地権者がボランティアの応援を得て、施設に掛からないように伐採してもらいました。
下記写真の里道沿いのコナラ枯死木の地権者について、登記簿謄本などを調べ、該当されるであろう地権者と立会して確認作業を行いましたが、特定が困難であることが分かりました。
里道沿いであり、これ以上放置すると危険なので、日ごろ山林整備を行っている複数のボランティア団体のベテラン6人の混成チームで、伐倒作業を行いました。
問題のコナラは、すでに相当腐朽が進んでいて、強風が吹けばいつ倒れてもおかしくない危うい状況、もし倒れれば、施設の建物を損傷させるばかりか、場合によっては里道を通過するハイカーにも危険が及びます。
作業はロープ、滑車やウインチを使うなどして、慎重に進められました。
およそ2時間半、建物やフェンスを損傷させることなく、無事作業を終えました。
山麓部などのいわゆる里山では、昔は生活燃料などを得るために定期的に木が伐られてきましたが、今では人との関わりがすっかり薄れてしまったことから、とくにコナラ、クヌギ、マツなどは高木化していて、枯死木も散見されます。あらためて適切な山林整備が必要なことを感じました。