隣接する急峻な山からの倒木があり、住宅の窓ガラスが割れました。
5月16日(木)、箕面市中部の山すその住宅に、渓流を挟んで隣接する山からの倒木があり、3階の住宅の窓ガラスが割れるという被害がありました。
17日(金)に山を所有する地権者から、倒木処理のための相談電話があり、市内の造園業者さんを紹介しました。
翌18日(土)朝に、現地を見に行き、住宅にお住まいの方から、お話をお聞きしました。
幸いにも、お住まいの方は、窓際の部屋には寝ていなかったので、ケガはなかったとのことです。
まわりの斜面には、数年前に枯れたと思われる「ナラ枯れ」の枯死木がありましたが、今回の倒木は、生きている木であり、破断面を見てもなぜ倒れたかはよく分かりませんでした。
箕面は、市域に明治の森箕面国定公園を含み、みどり豊かな良好な住宅地として、山麓部にも多くの住宅地があります。
国定公園の多くは、国や府、市などが所有していますが、山麓部の約80%は民有地です。
昔は、里山として、利用していた山ですが、今は、経済的な利用はされず、多くは放置されたままです。
山林所有者が、山なみ景観地区としての「自然緑地」指定に同意をされ、公益信託「みのお山麓ファンド」の助成を受けて、少しでも自然災害が少なくなるよう、山林整備をするようのお勧めしています。
自然の恵みと災害の脅威、近年多発する極端な気象現象の中で、私たちのくらしを守るために、何をすればいいのでしょうか?
山麓保全ファンドの助成による活動やボランティアによる山林整備活動にご協力をお願いします。