1月31日(土)「箕面山麓部の私有林の現状と今日的課題を考える」をテーマに山麓保全委員会勉強会を実施しました。
1月31日(土)みのお市民活動センター会議室で、「箕面山麓部の私有林の現状と今日的課題を考える」をテーマに、山麓委員会主催の勉強会を実施。勉強会には、山麓委員会理事のほか箕面市担当者や山林所有者、山林整備ボランティアなど27人が参加しました。
昨年11月、山麓委員会では山麓部の私有林所有者を対象に、「保有する山林に関する悩みごとなどについてのアンケート調査を実施。今回は、あらためて私有林の現状とアンケートから見えてきた課題を共有し、これからの保全活動に生かしてくことなどを話し合いました。

今回のアンケート調査では、「あなたの所有する山林についての悩みごとはなんですか?」という問いかけに対して、最も多かったのは、「相続や今後の管理について悩んでいる」が43.3%、次が「高齢や健康上の理由で山の手入れができない」40.2%、続いて「大雨で土砂崩れなどが起きないか心配」21.6%、「シカやイノシシにひどく荒らされている」11.3%・・・という回答でした。
これらの結果を受けて、山麓委員会として、所有する山林の場所の特定方法、相続に際しての登記の必要性や相続税などの税務に関係する山麓部の法規制などについて解説。
また、山麓保全活動助成制度や山林整備ボランティア派遣制度の利用推進、シカやイノシシの獣害対応や、不法投棄ゴミを発見した場合の対応窓口などについて説明を行いました。

山麓委員会からの報告に続いて、公益財団法人「東京財団」政策研究部マネジャーの吉原祥子先生にZOOMによるオンライン形式で「所有者不明土地問題」~問題の背景と受け皿の創出に向けて~というタイトルで講演をしていただきました。 
講演資料(クリック)→吉原祥子氏講演「所有者不明土地問題」
かつては農業や日常生活のために人々の手で整備、利用されてきた箕面の里山の多くは、利用の必要性や経済的な価値がなくなり、長年にわたり放置されてきました。近年は、とくに増えすぎたシカの食害による下層植物の衰退に伴う土壌の流失に加え、気候変動による集中豪雨の増加による土砂災害の危惧が高っています。
山麓委員会は、山林所有者にはできる限り助成制度などを活用して、所有する山林を保全しながら次代に引き継いでいっていただきたいと考えています。しかしながら、著しい少子高齢化と所有する山林の価値が縮小していくなかで、山林所有者の今後の管理や保有についての悩みは、以前より確実に深まっているのが、今回の勉強会に参加された山林所有者さんのお話しでもわかりました。
こうした課題、問題の解答をすみやかに見つけることは容易ではありませんが、山麓委員会としては、山林所有者の生の声を聞き、山林所有者の悩みに寄り添いながら、可能な支援を継続することをあらためて確認しました。











