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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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【みのお森の学校19期】第8回目3月17日日曜日 ヒノキの間伐に挑戦しようが行われました。

この日のテーマは「〜ヒノキの間伐に挑戦しよう〜人工林の整備」。午前中は成瀬先生の講義で、山林整備の基礎知識について学びました。
日本は国土の67%が森林という森林大国です。1960年代から国策で人工林を増やしたものの、安い外国材の流入や維持管理の負担の増大などにより、放置林が拡大していきました。そのために、森林の持つ生物多様性の保全機能などの多面的機能が十分発揮できない状況になっているのが現状です。

箕面市は約50%が森林で、そのうち約80%が個人所有の民有林だそうですそのためほぼ全域が箕面市条例により「山なみ景観保全地域」の対象地になっています。
昔は里山資源が有効に活用されていましたが、1950-60年代以降の高度経済成長期に燃料革命や化学肥料の増大などが原因で放置林が拡大していきました。そのため、里山林が荒れて景観が悪化し、イノシシやシカによる獣害の拡大、マツ枯れやナラ枯れが増え、近年では花粉症も広がってきています。

箕面で近年問題になっているのが、シカによる被害が増えていることです。そのために、モニタリング調査や個体数の管理、防鹿ネットの設置などの対策を行っているそうです。そういえば、以前に比べて箕面の山中でシカの姿を見るのが多くなった気がしますね。

里山管理の基本は、生物多様性を取り戻し健全な樹木の育成を促すために、間伐や枝打ちなどで光条件を改善することが重要になります。

この日の午後からは、そんな現状を踏まえて、外院ヒノキの森に移動して、「箕面の森のきこり隊」のみなさんの指導の下、山林整備作業を体験してもらう予定だったので、基本的な服装や伐倒方法などの簡単な説明を受けて、午前中の講義が終了しました。

しかし、朝から心配していた雨雲がちょうど作業する時間に到来するようなので、事務局の判断で午後からの作業は中止・延期することになりました。楽しみにしていたみなさんには申し訳なかったですが、安全面を考慮しての判断でした。

 

小川 潤

カテゴリ:みのお森の学校,未分類

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投稿者:shitanishi

投稿日:2024年04月04日 15時間47分52秒