11月30日(水)、箕面市新稲の私有林で行った山林整備サポート(ボランティア派遣)活動、今回は企業(パラカ株式会社)の皆さまにもご参加いただき行われました
高齢のため、遠隔地に住んでいるため、などの理由から山の手入れができないといった山林所有者に代わってボランティアが山林整備を行う「山林整備サポート(ボランティア派遣)」活動が始まっています。2022年度の件数は、昨年度から5件増えて、計56件となっています。
毎年、山林所有者からのボランティア派遣の要請件数が増えていることから、山林整備サポーターが不足しており、ボランティア養成講座を定期的に開催していますが、市民や市民団体だけでなく、広く企業や事業者の皆さまのご支援・ご協力をお願いしたいと考えています。
11月30日、新稲の私有林で、計10人が参加して行われました。今回の活動には、市民ボランティアだけでなく、駐車場経営事業などを広く展開されている企業であるパラカ株式会社大阪支店の社員の方、4人のご参加をいただきました。
パラカ株式会社(←こちら)
同社は、CO2(二酸化炭素)排出量実質ゼロ達成をめざして、全国各地で山林の環境保全への取り組みを進めておられるとのことです。
自社の所有林で、過去にも山林整備を行っておられるとのことで、若い方にご参加いただき、参加者一同、心地よい汗を流しました。
山麓保全活動を進めるにあたり、行政や市民団体だけでなく、多くのCSRやESGに熱心な企業の皆さまにもご参加いただき、多くの主体が関わっていただく中で、今後も発展していくことが期待されます。
※「みのお山なみ景観保全地区」の山林所有者は、「自然緑地同意書」を提出して山林整備を行うと「みのお山麓保全活動助成金」が交付されますが、「高齢になったので山に行けなくなってしまった」「遠くに住んでいるので山に行けない」など、さまざまな理由で山林の手入れができない所有者もたくさんおられます。
2022年度は、88件の山林所有者が「みのお山麓保全活動助成金」を受けていますが、その内、半数以上の56件については、山林所有者がみのお山麓保全委員会に山林整備サポート(ボランティア派遣)の申請書を提出されて、市民ボランティアが山林所有者に代わって整備活動を行っています。