3月7日(金)「こもれびの森」金柵(Bネット)内の作業道に沿って防鹿用グリーンネットを設置しました。
こもれびの森では、一昨年6月に作業道の一部で土砂崩れが発生し、金柵(Bネット)の一部が崩れ落ちた土砂に引きちぎられる形で損壊。その結果、シカがBネット内に侵入し、これまでに植樹したイロハモミジやヤマザクラの苗木がシカに食べられ、植生の回復に大きなダメージを受けていました。
(路肩崩落の様子。上の図の黄色い網掛けが土砂崩れエリア、今回、赤線で示した区間およそ95mについてネット設置)
崩落した路肩の下側は急斜面となり、残った路肩もひび割れが拡大している状況で、損壊した金柵の復旧の目途がたっていないことから、急遽、金柵(Bネット)の内側に、作業道に沿う形で防鹿グリーンネットを設置しました。
金柵の損壊個所からシカが侵入しても、作業道より上にはあがらせないという狙いです。
今回の作業には、山麓保全委員会、箕面市公園緑地室、箕面の山パトロール隊、清水谷をまもる会、箕面の森のきこり隊、みのおフォレスターズから、計12名に参加いただきました。
「こもれびの森」(箕面市有林)は「生活環境保全林」に指定されており、市民の安らぎや憩いの場や水源の涵養、土砂災害防止の役割が求められています。山麓保全委員会では、2020年から、箕面市と協働しながら、市民が中心となって保全活動を行っています。なお、3月20日(祝)には、植樹を行う予定です。
※防鹿用資材の購入費については、市民の皆さまからの募金を活用させていただいています。