12/27(水)こもれびの森、金柵内の作業道沿い、2ヶ所に防鹿ネットを設置しました。
こもれびの森、防鹿用の金柵(Bネット)内は、順調に植生が回復していましたが、今年6月に作業道の道崩れが発生し、金柵の一部が壊れてしまい、シカが金柵内に侵入し、植樹したイロハモミジやヤマザクラの苗木が食べられた他、せっかく回復した植生が大きな食害を受けてしまいました。
損壊した金柵は、箕面市が補修を検討していますが、復旧のめどはたっておらず、シカやイノシシの侵入が激しいために、急遽、防鹿用金柵(B)内に防鹿ネットを設置しました。
この防鹿ネットは、谷筋(損壊した金柵)からシカが作業道に上がって来て、植樹したヤマザクラやイロハモミジやせっかく復活した多様な植物を食べてしまうことを防ぐことが目的です。
一番奥の作業道沿いに防鹿ネットを設置
一番入口に近い作業道沿いに防鹿ネットを設置
※12月27日、箕面の山パトロール隊、清水谷をまもる会、箕面生物多様性会議(生きもの会議)各1名と山麓委員会3名、計6名が参加しました。
「こもれびの森」(箕面市有林)は「生活環境保全林」に指定されており、市民の安らぎや憩いの場や、雨水を貯えて水源の涵養や土砂災害防止の役割を果たすなど、健全な森林が持つ公益的な機能の向上が地権求められています。
「こもれびの森」は、数年前に台風で大規模な倒木被害を受け、大阪府が倒木撤去と金柵設置を実施しました。箕面市の所有地です。
2020年から、箕面市と協働しながら、市民が中心となって、毎年3月の植樹活動の他、防鹿ネットの見回りや補修、ハイキング道の下草刈り(金柵内)や補修などを行っています。
※防鹿用資材の購入費については、市民の皆さまからの募金を活用させていただいています。