増えすぎたシカによる食害から守るために、「こもれびの森」で植樹した苗木の周りに防鹿ネットを設置しました
今年、「こもれびの森」では、3月13日に、コバノミツバツツジ、ヤマザクラ、ムラサキシキブ、ガマズミ、カマツカ、コナラなど、計245本を植樹しました。
防鹿ネット内や単木用のネットを設置した苗木はシカに食べられることもなく、順調に生育しています。
↓ ネット内に植樹した苗木
ネットの中にはガマズミの花が咲いています。
一方でハイキング道沿いに植樹した一部の苗木では、防鹿ネットの設置が不十分であったこともあり、見回りの結果、1ヶ月も経たないうちに、枝先を全てシカに食べられていたことが分かりました。
↓ネットの外に植樹した苗木
ネットの外に植樹した苗木は、全ての枝先をシカがかじっています。
急遽、山麓保全委員会では防鹿ネットを購入して、4月16日に、ハイキング道沿い、周囲50mのエリアを防鹿ネットで囲いました。
当日は、山麓保全委員会と箕面の山きこり隊のボランティアスタッフ計名が参加して午前10時から12時の時間で設置しました。
予想以上に、シカの食害がひどく、あらためてシカ害対策の重要性を思い知らされました。
資材として購入した防鹿ネットは、市民の皆さまから寄せられた募金を活用させていただきました。
「こもれびの森」は、「生活環境保全林」として、市民の憩いの場としての利用や土砂の流出などを防ぐ森の機能の発揮が求められています。
台風で大きな被害を受けた「こもれびの森」の整備や植樹活動にご協力をお願いします。