滝道のふれあい広場で「平成のぞきからくり」を開催。
9月23日(祝)滝道の足湯(現在休館中)横のふれあい広場で、「ええみのお推進市民の会」のみなさんによる「平成のぞきからくり」が開催されました。ふれあい広場での公演はゴールデンウィーク以来、今年2回目。
「のぞきからくり」は、江戸から明治にかけて盛んだった見世物の一つで、もともとは、お客さんにレンズ越しに情景を描いた絵を覗かせ、二人の口上師が竹筒を叩き調子を取りながら、からくり節にのせて物語を口上するというもの。現在では、日本中ほとんど残っておらず、「ええみのお」のみなさんが、パソコンを使った平成版「のぞきからくり」を復元されました。
舞台、衣装は全部自分たちの拵え。演目もすべて、箕面に伝わる民話や箕面ゆかりの人物を題材にしたオリジナルで、箕面山で昇天された役行者や、乳酸飲料カルピスの発明者・三島海雲(箕面市内の真宗寺院の生まれ)の物語など。
この日は、時折、乾いた風が吹いて、ようやく秋の気配が感じられる一日となり、大滝を訪れる多くの人が、レトロ感満載の屋台ののぞき穴に好奇の眼を近づけていました。
広場では、今から百十余年前の、明治時代の終わりから大正時代の初めに裏手の山一帯にあった箕面動物園と当時の箕面駅前の様子を再現したジオラマ模型が展示されました。これまた「ええみのお」さんの手製の力作です。
次回、ふれあい広場での「平成のぞきからくり」は11月23日(祝)を予定しています。滝道にお越しの際は、ぜひ、のぞいてみてください。
なお、ふれあい広場でのイベントは山麓保全委員会が支援しています。