景観を損なっていた「ナラ枯れ枯死木」の倒木を資源として有効活用!山麓保全活動で資源と活用の好循環をめざす!
暮れも押し詰まった12月29日、教学の森ハート広場(市有林)で、薪ストーブ利用者6名と山麓委員会事務局3名、計9名で、「ナラ枯れ枯死木」の伐倒木の処理や整備活動を行いました。
教学の森ハート広場にある東屋周辺では、ナラ枯れ被害による大径木の立ち枯れが多く発生し、倒れると危険な状態でしたが、箕面市による危険木の伐倒処理が順次、行われてきました。
ただ、放置したままの乱雑な状態では、景観的にも悪く整理するなどの倒木処理が求められていました。
整備前の状況
日ごろ山林整備活動を行っている薪ストーブ利用者などに声を掛けて、山林整備活動の一環として、倒木の玉切りや除去、周辺整備などを行ってもらい、資源として使えそうな材は、薪ストーブ利用者に持ち帰っていただきました。
手鋸での玉切り
大径木はチェーンソーで玉切り
箕面の薪ストーブ利用者が箕面の山林の整備活動に汗を流していただくと共に、資源として有効に利用していただく、資源と活用の好循環を目指したいと考えています。
「教学の森」は市有林であり、箕面市の了承を得て、このような活動を行いましたが、倒木を車で搬出するため、道路に近い山林で、地権者の了承を得られたところでは、出来る限り、倒木を資源として活用できればと考えています。
箕面の薪ストーブ利用者が、箕面市外から物流費(化石エネルギー)を払って、購入するのではなく、箕面の山林の整備活動を行ってもらいながら、資源として有効活用していただく、資源と活用の好循環をめざしていきたいと考えています。
整備後、きれいになったハート広場
3月10日にどんぐりのなる木を植樹
教学の森/ハート広場周辺で、2024年3月10日(日)に、ナラ枯れ被害にあったブナ科(どんぐりのなる木)の苗木を50~70本位、植樹を行う予定です。
※増えすぎたシカによる食害対策として、苗木には単木用の防鹿ネットを設置する予定です。
今後、このような取り組みが継続できるよう、薪ストーブ利用者や地権者など、多くの関係者の皆さまのご支援とご協力をお願い出来ればと考えています。(NPO法人みのお山麓保全委員会事務局 高島)