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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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滝道のふれあい広場で「平成のぞきからくり」を開催しました。

9月23日、秋分の日、滝道のふれあい広場で、ええみのお推進市民の会のみなさんによる「平成のぞきからくり」のイベントが開催されました。
のぞきからくりは、江戸から明治にかけて盛んだった見世物の一つ。屋台ののぞき穴の向こうに映る画像に合わせて、二人の口上師が竹筒を叩き調子を取りながら、からくり節にのせて物語を口上するというもの。

出し物は、いずれも箕面に伝わる民話や箕面ゆかりの人物の物語。箕面山ゆかりの役行者(役行者は箕面山で修行ののちこの地で昇天された)や、乳酸飲料カルピスの発明者・三島海雲の物語(三島海雲は箕面市内の真宗寺院に生まれたお坊さんだそうな!)、箕面動物園物語(へぇ、なにそれ?)など、など・・・。

ようやく夏の暑さが和らぎ、ときおり心地よい風が吹くなか、滝道を往来する多くの人が、レトロ感満載の屋台ののぞき穴に吸い込まれるように眼を近づけていました。

広場では、明治時代の終わりから大正時代の前半にあった箕面動物園と当時の箕面駅前の様子を再現したジオラマ模型が展示されました。

明治43年(1910年)、大阪梅田から宝塚、箕面を結んだ有馬箕面電気軌道(現在の阪急電車)が開通し、箕面駅(当時は箕面公園駅)ができました。当時の駅のホームはテニスラケットのようなループ状のユニークな形態していました。

また、その年、広場の北側の山の上のスパーガーデンの敷地一帯には、日本で3番目に古い箕面動物園(東京上野動物園、京都市動物園に次ぐ)が開園しました。箕面動物園には、ゾウ、ライオン、ホッキョクグマ、クジャクなどもいました。

ジオラマを見ている人の中には、箕面動物園の存在を知っている方もおられましたが、大半の人は、「初めて知りました」と驚きの顔。「わずか数年で閉園となり、宝塚へ行っちゃいました」と説明すると、なかには、「残念、今もここにあったらよかったのにね・・・」「やはり、小林一三さんは発想力はすごいね・・・」などの声も。

2つのジオラマ模型は、ともに、ええみのお推進市民の会のみなさんの手製。地形図や写真に照らし合わせながら、標高や距離を忠実に再現した縮尺模型。動物園のジオラマは製作に8か月を要したとか。往来のみなさんが足を止めてその精巧さに感心していました。

なお、次回、ふれあい広場での「平成のぞきからくり」は11月23日(祝)を予定しています。滝道にお越しの際は、ぜひ、のぞいてみてください。

また、11月3日(金・祝)に箕面公園瀧安寺前広場で行われる「山とみどりのフェスティバル」でも、箕面駅前と箕面動物園のジオラマ模型を展示する予定です。

カテゴリ:イベント情報,みのお山麓保全助成金 助成活動

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投稿者:hideonaruse

投稿日:2023年09月24日 00時間54分40秒