6月29日(土)箕面の山を守る!育てる!活かす!みのお山麓ファンドの活動報告会を行いました。
29日(土)午後2時から、公益信託「みのお山麓保全ファンド」の助成を受けた計8の団体が参加して、みのお市民活動センターで助成活動の報告・交流会を行いました。(30名が参加)
2018年度助成団体のうち7団体が活動報告を行い、会場やコメンテーターからの質問やご意見をいただきました。
※コメンテーターは、公益信託みのお山麓保全ファンド運営委員長の増田昇先生にお願いをしました。
※団体(発表順)
1、しおんじ山の会、2、みのお森のふれあい広場運営委員会、3、みのお竹林クラブ、4、外院の杜クラブ、5、とんど山桜園の会、6、箕面の山パトロール隊、及び新規団体として、7、箕面の森のきこり隊に発表をしていただきました。
以前は全団体に発表していただいたのですが、持ち時間が少なかったために、前回から約半分の団体として、出来る限り、質問や意見を受けるようにしました。(来年は、残りの団体に発表していただく予定です)
発表が終わった後、5~6人ずつの島に分かれて、グループ内で感想を話しあっていただき、グループごとに自由に感想を発表していただきました。
ワークショップの後で、みのお山麓ファンド運営委員長の増田昇先生から総括コメントをいただきました。
「めんぎょ」や「まんどろ」など古くからの伝統行事があるように、「里山」として、いかに人が山に関わるか、いろいろな視点からの継続が大切であるとの観点から、いくつかのコメントをいただきました。
①、多世代を対象に考えた時、「べき論」では続かないことから、「学ぶ」ではなく、「楽しく」「いかに感動を与える(特に子供)」などの視点で活動を行っていくことが大切。
②、次世代を担う子供たちへのアプローチとしては、正面から学校と向きある必要があり、小学3・4年生では「わが町みのお」を学ぶ(愛する)という授業があるが、市民団体は自然の知識などの専門性を提供し、安全管理は、学校が責任を持つなどの取り組みが必要では。
③、団体の課題としての高齢化などについて
ボランティアのあり方が、以前とは大きく様変わりしている。(今までの活動の担い手であった60才~75才及び主婦(専業主婦)から、65才からのリタイアや共働きの増加などが変化の要因)
別のグループや主体(企業や団体を含む)と連携しての展開が必要であり、SNSを含めて発信の仕方も変える必要がある。
④、提供するプログラムの開発
例えば、学校の授業枠で体験してもらって、定常活動に来てもらえるようなプログラム開発が必要では。
⑤、技術の習得と人材育成
生物多様性⇒力仕事⇒子ども遊びが得意な人など、分野ごとの技術の習得と人材育成が必要。
2002年(平成14年)に山麓保全アクションプログラムを策定し、その中で、いろいろな主体や活動をつなぎあわせるための仲人組織としてのNPOの重要性を明確にしてきた。
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今回は、7つの団体の活動発表でしたが、会場からは、お互いに知らないことも多く、また増田先生のコメントもいただき、とても有意義であったとの感想をいただきました。
各団体間のネットワークが出来て、横の絆が強まり、さらに公益的な活動に発展されていくことが期待されます。
次回、公益信託「みのお山麓保全ファンド」の助成申請は、8月1日(木)から31日(土)です。
お気軽に山麓委員会事務局にご連絡をお願いします。