薩摩池東の「とんど山桜園」、4月6日に満開の桜の下で「めんぎょ」が行われました。もうしばらく花見を楽しめるでしょう。
「めんぎょ」は免業・無縁経がなまったものと言われており、昭和30年代ごろまで箕面各地で行われていた春の行事です。子供が中心の行事で、この日は学校も休みだったそうです。
家族そろって、メンギョ山に弁当をもって、春の野で遊んだ地域の行事を、地元の白島や石丸の自治会や市民団体が実行委員会を作って復活させています。
※公益信託みのお山麓保全ファンドの助成を受けた里山とのふれあいの活動です。
2002年の12月、寒い中、地元自治会や市民団体を中心に、箕面市も応援して、みんなで刈り取り、整備しました。薩摩池東側の斜面は根笹やハリエンジュ、クズなどが茂っており、大変な状態だったのを思い出します。
翌2003年の3月に第一回目の桜の植樹を行いました。
あれから16年になります。最初に植樹した、思い入れのある桜の木が大きく育ってくれたことには感慨深いのもがあります。
立派な桜園に育ったのは、害虫駆除など、日ごろから、実行委員会の皆さんが手入れをされているおかげです。
昨年(4/7)は、ほとんど葉桜でしたが、今年は、満開の桜です。たくさんのご家族や地元自治会、市民団体の方が参加されました。
子供たちは、お楽しみの宝さがしや、焼きイモ体験を楽しんでいました。
おもしろ工作も大人気でした。
地元自治会の方がお世話をしていただいた焼きイモ、とてもホクホクで温かく、みんなおいしそうに食べていました。
箕面四中の茶道部の皆さんからは、抹茶の野点をしていただきました。
「めんぎょ」のイベントは終わりましたが、もうしばらく花見は楽しめそうです。
地元や市民、行政が一緒になって育てた「とんど山桜園」をお楽しみください。(高島)