アサンプション国際小学校2年生の校外学習のお手伝いをさせていただきました。カマキリのお腹からハリガネムシが・・・
山麓にあるアサンプション国際小学校(聖母被昇天学院)2年生の校外学習のお手伝いをさせていただきました。春に続いて、10月5日には「秋を見つけてみよう」というテーマで、瀧道を歩きました。
子どもたちはどんぐりを見つけたり、木の実を見つけたり、少し色づいた葉っぱを見つけた他、サワガニも見つけてくれました。
瀧道を歩いた後、瀧安寺前広場のまわりで、みんなでカマキリを探しました。
早朝はあまりいなかったのですが、気温が高くなるにつれて、広場に飛んできます。森の中にいるとカムフラージュの名人のカマキリですが、人工物の上にいると丸見えですね。
みんなで見つけたカマキリは、ハラビロカマキリ6匹、ヒメカマキリ6匹でした。
見つけたカマキリをミソカップに入れて、少し、水を入れて少し待ちます。
すると2匹のハラビロカマキリのお腹から、ハリガネムシがニョロニョロと出て来て、みんなビックリしていました。
この時期、カマキリはなぜか川の水の近くに飛んできます。
カマキリのお腹から出てきたハリガネムシ(成虫)は、川の中に入り、卵を産んで、幼生となり、その幼生をカゲロウなどの水生昆虫が食べます。その水生昆虫が羽化して成虫になり、その成虫をカマキリが食べます。
カマキリのお腹の中で、ハリガネムシが大きくなり、また、この時期になると、なぜかカマキリは川の水の近くに行き、お腹からハリガネムシが出てきます。
去年も、みんなといっしょにカマキリを捕まえましたが、同じようにハリガネムシが出てきました。自然界では、このような生き物の営みが繰り返されています。
最後に、生き物の食う・食われる関係や生き物のつながりについて、フリップを使って説明しました。難しかったかもしれませんが、小学校では食育の話もされているそうなので、理解していただいたようです。