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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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11月3日(祝)みのお 山とみどりのフェスティバル「生物多様性研究フォーラム」を行いました。

人と自然の共生のために・・・箕面の身近な自然を大切にしよう!

生物多様性研究フォーラムを箕面文化・交流センター多目的室で行いました。先着60名の予定でしたが、定員オーバー69名のご参加をいただきました。

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第1部・・・生物多様性の恵みを理解する

「食べる」ことと生物多様性のつながりでは、大阪青山大学の古田豊子さんにお話をいただきました。

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自然とともに暮らし、自然の恵みを利用する日本人の和食文化を紹介していただきました、いただきます、ごちそうさまの言葉の意味の他、日本文化として、海外でも「ベントー」という言葉が定着しつつあるというご紹介もいただきました。日本の食文化を大切にすることも生物多様性保全の目的のひとつだと思いました。

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続いて、箕面の都市農業における地産地消では、箕面市内の若手農家さんである乾真弥さんから、お話をいただきました。

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箕面市の農家と農地の現状では、市内の農家の数は、平成27年で473戸と、昭和60年と比較して、408戸減少し、農地も減っており、農地をとりまく様々な課題があることが分かりました。鳥獣害や相続に関する課題の他に、天候や自然災害、食品衛生や農薬などの課題も浮き彫りにされました。

それでも頑張る農家さんとして、朝市直売所での販売の紹介の他、箕面産野菜の学校給食に使われる割合は、現在31%まで上がっていること、そして、市内14校のうち、11校が農業体験学習を行っていることなどの活動紹介をいただきました。

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箕面の農地を守るためには、箕面産の農作物を食べたいですね。

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第一部の最後は、大阪府砂防ボランティア協会の上畑憲光さんからの「箕面山麓と土砂災害の備え」のお話でした。箕面の地質や地形の解説から始まり、土砂災害の前兆現象や避難準備や日ごろの備えなどを教えていただきました。豊かな自然の恵みと災害、日本は、昔からそれらと向き合いながら生活を行ってきました。箕面の歴史を知り、日ごろから備えておくことの大切さを認識しました。

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箕面市は過去には大きな災害に見舞われており、当時の記録写真の展示も行われました。

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休憩をはさんで、実際に生物多様性の保全に取り組んでいただいている皆さまからの報告です。

第2部・・・生物多様性保全の取り組み

大阪府立園芸高校のビオトープ部の生徒さんから、才ヶ原池でのブルーギル(特定外来生物)の捕獲活動について紹介していただきました。

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どのような調査をしているか、どのような水生生物を食べているかなど活動報告をしていただきました。才ヶ原池には、絶滅危惧種であるトンボが生息しています。他の種ですが、ヤゴを捕食していることも分かりました。同高校から、効果的に捕獲するためのブルーギル釣り大会を行うことも提案されました。

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水源の池なのでいろいろな問題はあると思いますが、ブルーギルを釣ることで、水生生物の多様性が復活されることを期待したいと思います。

続いて、増えすぎたシカによる食害から生物多様性を守る活動の紹介です。

最初に、NPO法人みのお山麓保全委員会事務局長の高島から、大阪府環境農林水産総合研究所の作成したモニタリング調査の概要の説明と、4つの取り組みの紹介をしました。①植生を守るための防鹿ネットの設置(緊急避難的な対策)、②個体数管理(本格的な対策)、③モニタリング調査(管理目標として活用)、④市民への広報や啓発。

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ちなみに、同研究所の調査では、シカの頭数は近年やや頭打ちだが、増加傾向にあり、約3500頭~6300頭と推定されるそうです。

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最後に、実際に増えすぎたシカの捕獲を行っていただいている大阪府猟友会箕面支部の平山竹一さんから、現場のお話をいただきました。

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山の生態系の劣化を目の前にして、ボランティアとして活動を行っていただいていること、近年は、猟師も高齢化して、次世代の育成が肝要であることなどのお話をいただきました。現場では、多くの方が関わり、様々な活動が行われています。

人と自然が共生した豊かな箕面のまちづくりをめざしたいと思います。

研究フォーラム終了後は、初めて会った人も多いので、交流会を行いました。交流会では、「箕面の森の守りびと」を歌っておられるプレゼンス・オブ・マインドの鈴木真紀さんから生歌を歌っていただきました。

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また、この研究フォーラムや交流会で、ナラ枯れ被害防止に使う費用などにあてるための3,000円募金の紹介をしました。募金をしていただいた方には、「箕面の自然と生き物」のDVDを進呈させていただきました。

箕面の森の守りびとの歌にのせて、箕面の自然や生き物の写真約150枚のスライドショーが入っています。

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3,000円募金にもご協力をお願いします。(詳しくはNPO山麓委員会事務局まで)