山とみどり市民イベント・フォーラム「人と自然の共生のために・・・身近な箕面の自然を大切にしよう!」を行いました。多くの方のご参加をいただきありがとうございました。
10月18日(日)、箕面市かやの中央にある広場で「山とみどりの市民イベント」が行われました。竹炭や花苗の配布による募金活動の他、竹や間伐材、どんぐりなどの自然素材による工作教室の他、森の音楽会なども行われ、終日、多くの家族連れなどの参加者で楽しく体験フェアが行われました。
市民活動センターの会議室では、16時30分から19時の時間で、「箕面の身近な自然を大切にしよう!」という人と自然の共生のためのフォーラムを行いました。47人のご参加をいただきました。
最初に、大阪府立環境農林水産総合研究所の近藤美麻さんから、「知ろう・伝えよう おおさかの生物多様性」というテーマで講演をしていただきました。
続いて、箕面における生物多様性保全の活動の報告として、一番問題になっており「シカによる食害」について、同研究所の研究員幸田良介さんから「おおさかにすむシカの今:分布と被害の現状」の報告、及び近畿中国森林管理局箕面森林ふれあい推進センターの瀧岡忠雄さんから、「シカの頭数管理と行動調査」の報告をしていただきました。
その後、少し話題を変えて箕面ホタルを守る会の石田達郎さんから「箕面のホタルの保全について」の報告をしていただきました。
下の写真はヒメボタルです。
最後に、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」の事務局高島から、「シカによる食害対策の4つの方針」及び「箕面の生物多様性の推進のための4つの戦略」の現状について報告させていただきました。
最後に、会場からの質問に対する質疑・応答を行い、2時間30分のフォーラムを終了しました。
多くの方に生物多様性の意味を知ってもらい、複雑なバランスで成り立っている生態系をこわさないで保全し、私たちの生活に恵みをあたえてくれる生態系サービスの持続可能な利用を心がけて「人と自然が共生するまちづくり」を少しでも進めたいと思っています。ご協力よろしくお願いします。
カテゴリ:イベント情報,シカによる食害防止,生き物の多様性保全,明治の森箕面自然休養林管理協議会,自然学習・山麓学習,未来につづく森づくり募金「箕面の森の守りびと」 ,ナラ枯れ被害防止
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投稿者:sanroku
投稿日:2015年10月21日 17時間57分32秒