1月3日(土)、箕面滝道ふれあい広場で「平成のぞきからくり」を行いました。箕面の自然や文化・歴史などをご紹介いただく場としてご活用をお願いします!
午前8時半に集合してのぞきからくりの装置を組み立てるころは、前日からの雪の影響で箕面滝道は凍り付いていましたが、しばらくすると天気も良くなり、午前10時から午後3時半ごろまで「ええみのお推進市民の会」の皆さんによる「平成のぞきからくり」を上演していただき、多くの方が楽しんでおられました。
のぞき穴からのぞくと、箱の中にストーリー仕立てにした絵が何枚も仕掛けられていて、口上(説明)する人の話にあわせてその絵が入れ替わって行きます。
「萱野三平物語/四十八人目の義士」では、浅野内匠頭が吉良上野介に対し殿中刀傷に及んだことにより切腹となり、萱野三平が第一報を赤穂へもたらすときに、途中実家の前を通り、母の葬儀に出会うが涙ながらに赤穂へ向かい、その後、実家の一室で自害したというお話です。今も箕面市新稲に萱野三平の旧邸「涓泉亭」(けんせん=三平の俳号)が残っていることから、とても興味深い話でした。
「役の行者」(えんのぎょうじゃ)の物語
修験道の開祖。飛鳥時代から奈良時代の実在の人物。その足跡は、北は出羽三山から、南は阿蘇、霧島、高千穂まで及んでいますが、箕面の天上ヶ岳の頂上は、役の行者の墓と伝えられています。箕面山瀧安寺の起源には、役の行者が関わったことが知られており、古くから瀧を中心に山岳修行の道場とし、今も全国から多くの修験者が訪れています。
その他、「地獄極楽」なども演じていただきましたが、幕間にはギターの弾き語りなども楽しんでいただきました。
滝道ふれあい広場では、11月24日以来ですが、これからも定期的に上演していただく予定です。
下の写真は、「ええみのお推進市民の会」のボランティアスタッフ。
活動資金協力としての暖かい飲料(柚子入)も販売させていただきました。
正月も無休で「ゆずるの足湯」を開けていただきました。(大阪観光㈱)
その他、滝道ふれあい広場のイベント棟では、「冬に見られる野鳥たち」(写真:木山雅博さん)や「箕面今昔物語」(協力:箕面FMまちそだて㈱)の展示なども行っています。
箕面の自然や文化・歴史などをご紹介いただく場としてご活用をお願いします。お問い合わせはNPO法人みのお山麓保全委員会事務局までご連絡ください。携帯:090-1133-3615(高島)