ナラ枯れ防止グループ、冬も活発に活動しています!
ナラ枯れ被害の低減に向けて、行政(箕面市など)による本格的な対策(枯死木の伐倒くん蒸処理)とあわせて、市民団体(ナラ枯れ防止グループ/代表:竹田光廣さん)も被害木の調査や粘着シートの貼り付けを行うなど、冬も活発な活動を行っています。
下は、昨年枯死した木に貼り付けた粘着シートをはがしている写真
※黄色のテープは被害木の目印、赤色のテープは枯死した木の目印
粘着シートをはがすと、ものすごい数のカシノナガキクイムシ(カシナガ)が付着しています。ぜんぶカシナガ。びっくり、ぽん!です。
ナラ枯れ被害で枯れてしまった木には、たくさんのカシナガが入っており、なにもせずに放置しておくと、初夏には、成虫がたくさん羽化・脱出して、まわりの健全木をアタックして、夏には更に多くの木が枯れてしまいます。
粘着シートを貼ると、木の中から出てきたカシナガを捕獲することができます。
箕面の山麓部には、被害の対象となるコナラなどのドングリのなる木がたくさんあり、被害が急拡大すると、夏でも赤茶けた色になってしまうでしょう。
ナラ枯れ防止グループは、今年も1月中旬から、ほぼ毎週2回、山に入って枯れてしまった木に、粘着シートを内向けにして、貼り付けています。
粘着シートを巻いて、その上に表示をして、ビニールシートを巻きつけると完成です。1日の活動で、8本位の処理を行っています。
下は、勝尾寺参道沿いで処理した木
3月位までは、このような活動を行いますが、春からは、ハイキング道沿いなどの健全木が被害を受けて枯れてしまわないように、予防的な処置(樹幹注入)を行う予定です。
下は、対象となる木を調査した印です。
四季折々に美しい箕面の山なみ景観は、かけがえのない財産です。一緒に山に入って作業を手伝っていただけるボランティアを募集しています。NPO法人みのお山麓保全委員会事務局までご連絡をお願いします。