箕面の山で「ナラ枯れ」被害が拡大!ナラ枯れ防止プロジェクトチーム(以下PT)の活動報告
1.8月5日(月)10時から市民活動センターで10名が集まり、座長の竹田光廣さんを中心に打合せを行いました。(参加者 PT 9名、大宮寺を守る会 1名)
最初に、今年の被害状況の広がりなどの情報を確認しました。
下記にあるように既に多くの枯死木が確認されています。
・市街地からの遠望観察で、山麓部の枯死木7月30日現在、約19本確認
・本年は、高山道・如意谷・箕面公園や石澄滝尾根筋など新しい場所にも枯死木を確認
・PTは昨年発生場所を重点に予防と被害状況の把握に注力
・発生場所の広がりや1本当たりに穿入する頭数が多く、今までに無い枯死木増加の脅威
・1本の木にでているフラスの量も多く、ハイカーの目に付きやすい被害の連絡も増加
・大宮寺を守る会、より新たな穿入被害木がでてきた、推移を見守っていくとの報告有り
このような状況の中、PTとしての活動について話し合いをしました。
・被害(生存木、枯死木)の発生状況の把握に努める
・行政が出来るところはやってもらうように、報告や連絡を行う
・保護しなければいけない木や放置できない地域については防御処置を行う
・伐倒・くん蒸処理の効果が確実に得られるように、行政に施工技術の確立を要望する
・周辺市町村の被害情報を入手する
2.本日の活動
1)箕面公園(昆虫館裏)シイ(B400)枯死木のホイホイ(粘着シート)を取り外し、グリーンシートを巻き、これから羽化して脱出してくるカシナガを捕獲する処置を実施
下の写真は、シイ(B400)の枯死木です。下から見上げた様子です。
下の写真は、粘着シートを取り外して、新たに捕獲用のグリーンシートを貼り付けた写真です。
2)池田土木事務所、公園管理事務所と打合せを実施
・被害木(B400)の早期対応とその他の枯死木の場所特定を依頼
3)特別擁護老人ホームあかつき園北側民有林の被害調査を実施
・前回調査と合わせ、12本の枯死木を発見
次回の定例活動日は、8月19日(月)、9月2日(月)、9月26日(木)です。みのお市民活動センターに午前10時に集まってください(午後2時ごろ終了予定)。冬季に行政に伐倒・くん蒸処理を行うためには、被害の全数を把握して、枯死木の場所を特定することが必要です。
山は広大であり、急斜面も多く、現地確認を行うためには多くの市民ボランティアのご協力をお願いします。ボランティアを募集しています。連絡先:NPO山麓委員会事務局TEL090-1133-3615