「ナラ枯れ」被害枯死木の「伐倒くん蒸処理」事業
箕面における「ナラ枯れ」被害の防止活動については、行政(国・府・市)と市民団体が「情報の共有化と意見交換」を行いながら「協働」の取り組みの中で、一体となった活動を精力的に継続しながら被害の拡大を防いでいます。
その中で、早期発見や生存木(被害を受けても生き残っている木)の被害拡大防止処置は、NPO山麓委員会「ナラ枯れ」被害防止PT(ボランティア)が中心的な役割を担っていますが、「枯死木の伐倒くん蒸処理」については、箕面市(農とみどり政策課)が担当して、この3月末までの冬の期間に作業を行っています。
現在、最終的な段階に入っており、約60本、約90㎥の作業を完了予定です。
この事業は「森林病害虫防除事業」であり、国と大阪府と箕面市で費用を負担して、森林組合に専門的な作業を委託して、「枯死木の伐倒くん蒸処理」を行っているものです。
また、この事業を行う事により、他の一連の活動と連携としながら「ナラ枯れ」被害の拡大を低減できることも求められています。(限られた予算のため)
行政だけで被害防止ができるわけではなく、市民団体との「協働」の取り組みが大切です。
この「枯死木の伐倒くん蒸処理」、箕面の山麓部を中心に行っていますが、下記の写真のように景観的には、あまり美しくない見え方ですが、昨年・一昨年と継続して事業を行っている事により、他の地域で見られるような被害の急拡大を防ぐ事ができている事のご理解をお願いします。
被害木を玉切りし、ノコ目を入れて、NCSという薬剤を入れ、ビニールシートを被せてくん蒸し、木の中に入っている「カシノナガキクイムシ」を駆除しています。
薬剤による駆除とあわせて、被害木にビニールシート(昨年より厚手/生分解性プラスチック)で覆う事により、生き残っている可能性もある「カシノナガキクイムシ」の羽化・脱出を物理的に防ぐ目的もあり、約6ヶ月間は、この状態にしておく予定です。
ビニールシートには、下記の表示をしていますので、さわらないでください
このような事業とあわせて、5月末までに、全てのカシナガ被害木(生存木)に粘着シートを巻く予定です。一緒に活動していただけるボランティアを募集しています。
NPO山麓委員会事務局までご連絡お願いします。
【活動日】4月1日(月)・15日(月)、5月10日(金)・20日(月)
【集合】みのお市民活動センター【時間】午前10時~午後2時ごろまで
【問い合わせ】NPO山麓委員会事務局 携帯:090-1133-3615