箕面の森で「ナラ枯れ」被害が拡大!
「ナラ枯れ」被害防止対策PTは、座長の竹田さんを中心に、毎月第2・第4金曜を定例日として活動を行っていますが、今回、市民の方から「才ヶ原池の近く」で「ナラ枯れ」被害を見つけたとの通報を受けて、8月7日(火)に現地確認を行いました。
被害木は、胸高直径47.1㎝/幹周り148㎝のコナラでした。
3本株立ちで、根元に大量のフラス(木クズ)が出ており、1本は青葉が残っていますが、2本は萎凋(萎れて枯れる)しています。
この被害木の周りには、被害木は見られませんでした。
*被害木には、黄色のテープを巻き、A-431の標識を貼っています。
*被害の様子は、下記の写真をご覧ください。
現地は、才ヶ原池の近くの林道添いで、今春に猿のバースコントロールを行った場所の南側です。
同日、「ナラ枯れ」対策PTは、山すそ部より遠望して発見した、二十二曲り付近の現地調査も行いました。
結果、二十二曲り付近で、12本の被害木(2本:枯死木、10本:穿入生存木)、及び大宮寺で1本(穿入生存木)の被害を確認しました。
山が紅葉すると発見が難しくなるために、夏から10月位までに、被害木を発見して被害状況を把握する必要があります。
「ナラ枯れ」対策PTは、この暑い中を早期発見や応急処置に走り回っていますが、限度があり、多くの市民の皆さまの早期発見のご協力が必要となっています。
被害を発見したら、下記にご連絡をお願いします。
TEL/FAX 072-724-3615 携帯 090-1133-3615
過去の一連の活動の成果により、まだ、箕面の山は、微害な状況に食い止められていると思いますが、この夏から冬の対応を失敗すれば、大変な状況に陥る可能性があります。
「名勝」指定や「山なみ景観保全地区」の指定がされており、多くの市民に親しまれている箕面の山が、夏でも赤茶けた色になってしまうと、箕面の森の魅力は大きく損なわれてしまいます。
又、中央公園予定地であり貴重な照葉樹林や歴史を持つ「大宮寺の森」のコジイの森が枯れてしまうと大変です。
「ナラ枯れ」被害防止の活動に、ご支援とご協力をお願いいたします。