【みのお森の学校の21期】3月29日(日)、は校外学習として、川西市黒川地区の 里山を訪れました。
春うららかな3月29日(日)みのお森の学校9回目は、「これぞ里山 台場クヌギ林と菊炭窯の見学」です。
能勢電鉄妙見口駅に集まったのは受講生15名とスタッフ11名の計26名。
春の日差しがまぶしく、上着を脱いで歩き出すほどの陽気でした。

駅を出ると、パッチワークのような里山の景観が広がっていました。
自生するクヌギの薄茶色、新しく植林された木々の緑、エドヒガンの淡い桜色が重なり、昔話の挿絵のよう。
遠くからはキジの声も聞こえます。
しばらく進むと「日本一の里山」という看板が現れました。
この地がそう呼ばれる理由として、素晴らしい景観、高級炭・菊炭の産地であること、生物多様性といった魅力が挙げられていました。
案内人の安田さんからは、クヌギの樹液に集まるクワガタの話もうかがい、里山の持つ豊かさについて学ぶことができました。

道の途中で早くも台場クヌギと出会いました。


大人の背丈ほどで幹を切られたクヌギが“台場”から細い枝を何本も伸ばす姿は独特で、人間が炭材としてちょうどよい太さの枝を得るためにクヌギの萌芽力を活かしてきた知恵だと教わりました。
立派なエドヒガンに見とれながらしばらく歩き、2023年に廃止された妙見の森ケーブルの廃線跡でトイレ休憩。

その後、台場クヌギの森に到着すると、北摂里山文化保存会の理事長の金渕さんと副理事長の遠藤さんが迎えてくださいました。


パッチワーク状の山は、里山に人の暮らしがある証拠と、昔からの山を8年ごとに何か所かに分けて順番に伐採してゆくことによって、反対側の山からから見るとパッチワークのように見えるようになるそうです。長い年月の里山しての営みを教えてもらいした。


菊炭と備長炭の燃え方の違いについて、温度、消し方、など説明していただき、炭の種類によって用途や価値が大きく変わることを知りました。

あわせて、かつて使われていた大きな炭窯も見せてもらいました。
森を守る活動のご苦労や鹿との攻防など、日々の管理の大変さについてもお話があり、広い森を少人数で維持されていると知ったときには、とても驚きました。

昼食は、かつての小学校を改装した黒川里山センターでとりました。
ウッドデッキで涼しい風を受けながらのランチと元小学校の建物では木の香りが残る、ほっと一息つくことができました。
午後は今西さんの炭窯を見学しました。


ちょうど炭焼きの最中で、立ち上る煙の中、迫力ある窯の様子を間近で見ることができました。
窯のそばでは里山保全の寄付を兼ねた無人販売があり、菊炭を2つ購入しましたが、あまりの美しさに「もっと買えばよかったなあ」と少し後悔しています。

帰り道ではキジの“つがい”に遭遇し、みんな大喜び。春の里山がそっと見送ってくれているようでした。

急な斜面で育った台場クヌギが炭となり、その手入れが次の世代の木や生物たちの環境を育み、また新たな炭が生まれていく、里山の文化と歴史そして昔からの人の営み──そんな循環の一端に触れられたことが、心に残る一
日となりました。
<サポーター20期 K.S>











