【みのお森の学校】21期10月9日(日)2回目
10月9日(日)みのお森の学校21期3回目の講座が行われました。
今回はお天気を心配しながらの開校となりましたが参加者は13人でスタートしました。
午前中は、中瀬校長による講義。世界と比較しての日本の自然環境、植物の特徴、また午後の観察の為の「自然の多様性」をスライドと写真とともにお話し頂きました。
昼食後、小雨の中、霧のかかった森を前に樹木の観察を開始。横道に入るとすぐに中瀬校長の説明が始まります。
ツツジ、サンキライ、花の終わったモチツツジ、ハウチワカエデ、コバノミツバツツジ、鹿に食べられて樹皮が剥がれたリョウブの木、山道の道端に残るイノシシが掘った跡。ソヨゴ、ネジキ、クリの木、アカマツ。午前の講義で習った動植物達が続々登場します。クスノキの葉をこすって爽やかな香りを嗅いだり、永浜さんの「アベマキとクヌギの違い」の説明を聞いて、コルクのようなアベマキの木肌を触ってみたり。
皆さん写真を撮ったり、葉に触ってみたり興味深そうに観察していました。
そして昇天展望台に到着。先月の末にはおよそ700羽のハチクマやサシバが見れた展望台。通常であれば鷹渡、鷹柱を見に大勢人がいるこの時期に観察者ゼロ。「今日は見えないでしょう」と言いながら、皆で展望台に上がると、なんと1羽の鷹が飛んでいく姿を発見!「仕込みか?!」との声が上がるほど思わぬ展開。中瀬校長によると1羽で飛んでる鷹は珍しいそうです。帰路、甘い蜜たっぷりのクヌギの木に群がっているオオスズメバチの前では、中瀬校長と安田さんがスプレーを持って安全確保してくれている中、6-7センチのオオスズメバチが中瀬校長に接近!中瀬校長のスプレー攻撃でハチは退散し全員無事、終着地に到着。
森の学校初のスプレー噴射だったそうで、中瀬校長はハチが死んでしまったのではないかとご心配のようでした。そして終了前の集合という時、今度はシマヘビを発見!とぐろを巻いていたシマヘビも、皆の注目にビックリ。
実習途中でも多くの質問が飛び出し、とても好奇心を感じる皆さんです。ちょっとした驚きが楽しかった小雨の中での実習でした。
(BY サポーターKUBO SHUGIYAMA)