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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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【みのお森の学校20期】9回目 これぞ里山台場クヌギ畑&菊炭窯見学会

3月30日 日曜日、晴わたる空の下、里山の生業を見学に川西黒川地区へ行きました。
みのお森の学校9回目は校外学習として、川西市の黒川地区へ台場クヌギ林と菊炭窯の見
学となります。

花冷えの朝、能勢電妙見口駅に集合したのは、受講生14名とスタッフ6名の20名
それでは、どこか懐かしい田舎の風景を楽しみながらのんびりと歩きましょう。

ここ黒川地区は今でも実際に山が利用(炭焼)されていて、モザイク状の昔の里山の景観
が見られ、カブトムシやクワガタムシ、オオムラサキなどが生息し、エドヒガン桜の群生
地でもあると案内人の安田勇人さんから説明を受け、なるほど山が優しく見えるのはクヌ
ギやコナラなどの植生が手を入れられることにより循環していくからなのだなぁと実感し
ました。

しばらく歩いていくと、地上1~2mのところで幹を切り(鹿等の動物に芽を食べられにく
くするため)その太い幹から何本もの新しい幹を伸ばしている奇妙なクヌギの木が目につ
き出しました。これが台場クヌギというもので、旺盛な萌芽力を利用して、その切り口か
ら生える新しい幹の伐採を長年繰り返すことにより、ずんぐりとした形になるそうです。
人の手によってこのような形になったのですね。
現在利用されているクヌギ林はわずかで、今はいくつかの団体が貴重な台場クヌギと里山
の景観を守るために活動をされています。
私達は台場クヌギの山の斜面を辿りながら、「樹皮が黒っぽいクヌギには樹液が染み出て
きて、そこにはクワガタが集まってくるかもしれませんよ!」という安田さんのクワガタ
愛溢れる説明に、皆思わず引き込まれて聞き入ってしまいました。

ランチタイムは黒川里山センターという、木の香りも新しい建物の中でほっとひと息。
しばしおしゃべりに花が咲きました。

午後からはいよいよ菊炭を焼いている今西窯の工房見学です。
この日は炭焼きも終わって窯の中は密閉されていました。多分冷却の期間中だと思われま
す。
あいにく工房の方にはお会いできなかったですが、窯のまわりや敷地内を見学して楽しい
時間を過ごしました。
ここ黒川は、豊臣秀吉や千利休も愛用した茶会で使用される菊炭の生産地であります。
最高級の茶道具の一つとして菊炭の需要があるから、黒川は材料であるクヌギを育てるた
めに人が常に手入れをして「日本一の里山」と呼ばれているのだと知りました。

本日のお土産・・・はっさくジャム 黒川コーヒー
菊炭の端っこ 原木生しいたけ
18期サポーター 川舟

カテゴリ:みのお森の学校

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投稿者:shitanishi

投稿日:2025年04月21日 15時間46分22秒