【みのお森の学校18期】2月12日「森と人とのいま・むかし」「聖地を訪ねて、気分は巡礼」
みのお森の学校も今回が7回目
午前中は、「森と人との いま・むかし」
箕面山龍安寺麓巳講の上田芳弘さんの楽しいご講義でした。
上田さんは聖護院の山伏の方なので、修験の法衣で話してくださり、頭巾や結袈裟、鈴懸などを実際に見ることができて非常に興味深かったです。
驚くことに、江戸時代末期には、男性の100人にひとりは山伏という程多かったそうです。
加持祈祷などで人々の生活を支える山伏の役割は大きかったと思います。参加者の方から「プロの山伏の方はどれくらいいますか?」「本山派と当山派の違いはどんなところですか?」など、積極的に質問が出され、わくわくがあふれ出る充実した時間になりました。
午後は、箕面観光ボランティアガイドの方々に案内していただきながら、滝道近辺を歩きました。
西江寺や野村泊月の句碑、活断層の露頭、龍安寺、野口英世像などを巡り、箕面の歴史に触れ、学ぶことができました。
例えば、お土産で有名な「もみじの天ぷら」に用いられるは「一行寺楓」という種類のもみじだそうです。
実は箕面には少なくて、能勢や滋賀から取り寄せて作られているそうです。
また、龍安寺にあるJOBKと書かれたラジオ塔は、残っている数少ないもののひとつだそうです。
まだまだ箕面には、知られていない魅力がたくさんありますね。
実習の終盤には、昆虫館の前の川でオオサンショウウオを見ることができて、嬉しい幸運もありました。
役行者さんに見守られているような気持ちで、天気もよく、けがなどもなく、楽しんで歩くことができました。
本日はいつもとひと味違った箕面の魅力を体験することができて、心躍る一日でした。
(文責 スタッフ山北)