【みのお森の学校 17期】4月3日「これぞ里山」川西市黒川地区へ台場クヌギと菊炭窯の見学に行きました。
森の学校第8回目となる4月3日(日)に野外実習として川西市黒川地区へ台場クヌギ林と菊炭窯の見学に行きました。生徒14名とスタッフ等を加え計23名で、案内人は安田先生、講師は中瀬先生でした。
10時に妙見口をスタート、黒川地区は今も山が利用されており、昔ながらの里山景観が見られる等「日本一の里山」とも言われているようです。
あいにくの曇り空ではありましたが、時まさに桜満開で早速エドヒガンザクラ、ヤマザクラ、普段見ているソメイヨシノ等の特徴や見分け方について説明いただき、たいへん参考になりました。
歩く道すがらうぐいすの鳴き声も聞き、草花や、クワガタの生態と採り方等をお聞きし興味深く感じました。
花折街道、ケーブル下を通過し、いよいよ台場クヌギ林に入りました。クヌギの幹の地上1〜2mの所で伐採しその部分から再生する枝を育て、8〜10年周期で伐採し炭原料に利用するようです。独特の景観でした。
公民館での昼食後、今西様の窯元見学で、午前中からモクモクと煙が上がるのを遠方からも望見できていました。
今西さんからのお話では、現在炭は趣味の世界、特に茶道で重宝されているとのことでした。生徒の皆さん興味深々で、質問が相つぎやや時間超過気味した。帰り際 皆さん名残惜しそうでした。最後の方で今西様から「百点を目指そうと努力するも簡単ではない。そこがやりがいのあるところ。」と述べられたのは印象的でした。
最後のシェアリングでは、皆さんこの地区の今日のサクラの美しさに魅了され、そして、台場クヌギの里山と菊炭を作る大変さ、それを守り育て、活かし続けていかれる方々の素晴らしさに感動されていました。
午後からは小雨の中歩きましたが、事故もなく全員無事に妙見口にたどり着きました。最寄り駅からの往復でおよそ1万2千歩、参加の皆さんお疲れさまでした。
(文責サポーター中村16期)