「みのお森の学校」12月5日(日)、第5回講座が開催されました。
今回で5回目となったみのお森の学校 18名の生徒の参加でスタートしました。
午前は中瀬先生の「生きものたちのつながり~森林生態学入門」の講義でした。
まず、森林というのは植物がただ単に集まって生えているだけではなくて、水と二酸化炭素から有機物を生産する植物(生産者)、植物を栄養源とする動物やそれらを捕食する動物(消費者)、動植物の遺体などを分解する土壌動物や微生物(分解者)などの多くの生物が共存している場所であるということを学びました。また、これらの多種の生物が共存するためには、食物連鎖が必要で、アンブレラ種・キーストン種と呼ばれる種類の生物の存在が重要であるということも教えていただきました。生態系の維持のためには、多種の動植物・微生物の様々な関わりが維持されることが必要で、たった一つの生物種の減少だけで生態系が大きく変化してしまうことを学びました。ワラジムシやトビムシなど分解者の多くは見かけが悪いので私はあまり好きではないのですが、もしも見かけたらちょっと褒めてやろうと思いました。
午後からは「森の贈り物を楽しもう!」というということで、「一休さんの自然工作教室」の皆さんの指導によるクリスマスリース作りに挑戦しました。フジやアケビのリースの土台、マツボックリやドングリ、赤いナンテンの実やナンキンハゼの白い実、ヒイラギやヒノキの葉などを工作教室の皆さんが1週間かけて箕面の山で集めて下さいました。これらの自然素材をボンドやグルーガンで接着したり、ワイヤーで取り付けたりと、思い思いに飾り付けをしていただきました。
皆さん力作揃いで、工作教室の西岡さんからは「私よりも数倍上手です」「デザインがすばらしい」「花屋さんに行けば、3000円はします」などとお褒めいただきました。「3000円で買ってきたよ」と言って家内に自作リースを見せようかなと、思ったのは私だけでしょうか。
最後に、できあがったリースを持って記念写真を撮影して、本日の講義を終了しました。
年内の講義は、これで終了です。
次回の第6回講座は、年が明けた2022年1月16日(日)です。
では、皆さん、風邪など召されぬようご自愛いただいて、また来年箕面で元気にお会いいたしましょう!
文責:サポーター横山