みのお森の学校16期 第5回 2020年 12月6日 (日) 生き物たちのつながり (森林生態学)が行われました。
本年度は昨年までと大きく異なりコロナ禍での密を避け換気を行いながらのクラスの為、この季節は座学で非常に寒さを感じながらの座学講義となりました。 講義をいただくのは校長の中瀬さん。
近年SDGSがマスコミをも巻き込み非常に頻繁に耳にする言葉となりましたが、森、いわゆる植物がどう地球環境に作用、遷移し影響しているかを学びました。森の成長がある程度止まると自立の為に二酸化炭素を排出する事があるという事実にも驚きました。日本列島は北から南までおよそ2,500kmあり、その範囲で亜熱帯林、暖温帯林、冷温帯林、亜寒帯林、寒帯、高山帯と様々な環境が存在する世界でも日本のみと珍しい環境である事も再発見できました。その後箕面の山でもここ数年深刻な問題になっているシカの適正密度の話や、北米でのラッコ→ケルプ→ウニ→魚→ラッコ、を例えとしたキーストーン種の説明など興味深い内容の講義でした。
午後からは手作りクリスマスリース作成のワークショプ。自然工作教室の一休さんという団体の皆さんにご教授頂きながら、生徒のみなさんはそれぞれオリジナルのクリスマスリースを完成させました。
自然工作教室の一休さんが予め用意くださった野山で集めたどんぐりや美しく色をつけた花木など約100種ほどのアイテムを組み合わせ、完成させたクリスマスリースのそれぞれの出来栄えには本当に驚かされ、生徒みなさんのセンスが素晴らしい物だと感銘を受けました。中には製作時に便利なテープやワイヤー類、工具などを持参してきている生徒さんもいらっしゃり、このワークショップへの意気込みを感じました。完成したクリスマスリースを手に取りマスクの下に大きな笑顔を作って記念撮影を行い終了となりました。