【みのお森の学校15期】6回目 “生物多様性” ”森のおそうじ 森に恩返し!” 1月19日
1月19日(日)今年は観測史上最も温暖な冬とされており、当日も気温15度を上回る晴天の元に行われました。
午前中 生物多様性について永川先生によるレクチャーはヒトのDNAは別のヒトのそれと99.9%以上同じである事、チンパンジーとでは98%以上が同じであり、驚くことにバナナとでは60%以上もヒトと同じDNAを持つというではありませんか。普段の生活にとても身近な話題多く非常にわかり易く興味深い事実の連続で生徒さん達も私自身も用意されたスライドに釘付けになっていました。 個人的により興味深かった事の一つに、地球の誕生から現在の46億年を1年と仮に集約したチャートで、私たちの産業革命後の現在の文化は12月31日23時59分58秒以降であるといった事実でした。
その後も現在の製造業に新しい改革を起こしているバイオメティクスについてのお話ではレクサスの一部の車種のボディカラーがモルフォチョウの羽の構造を利用している事、ヤモリの足の吸盤の構造を利用して開発されたヤモリテープなど、やはり身の周りにある製品が紹介された時は生徒さんからも感心する声が上がる程で、様々なスライドと説明による目にも耳にも楽しめる講義となりました。
ランチブレイクの後は私たちが愛する山への恩返しともいえるクリーンハイキングでした。
“箕面の山パトロール隊”の事務局長、村上さんの引率によるクリーンハイキングで大江戸温泉エレベーター下に構えたパトロール隊の事務所前に集まり、各自の軍手、火バサミを装備しいざ山へ! 川沿を登り西江寺より聖天展望台を経由して風の杜を目指します。歩けど歩けどゴミだらけ、とはいかず列の後方の私はもちろん、前方を歩く生徒さん達のバッグにもゴミらしい物は入っていません。 そう、私たちの歩く登山道は非常に整備、清掃されいつ歩いても美しいのです。 これも箕面の山パトロール隊が10年以上続けてこられた努力の賜物で感謝しかありません。 それでもやはり心無いハイカーがタバコの吸い殻を捨てているのを多数目撃し、心が痛む光景も見受けられました。 野生動物撮影の為のカメラのチェックにも同行し、イノシシなどの実態を写真で観察する事もでき、美しい山を堪能する事ができました。
先ほど紹介した”箕面の山パトロール隊”をはじめ箕面の山で清掃、管理などの活動を行なっている市民団体がここには沢山あります。 15期の生徒さん達が卒業しそしてその知識を活かし箕面の山で活躍する第一歩をこうした場で歩んでもらえる事を期待しております。(サポーターHayato)