【みのお森の学校14期】違うって素晴らしい~生物多様性ってなんだろう~ ~森のおそうじ、森に恩返し~清掃ハイキングを行いました。
6回目となる本日の講義のテーマは「違うって素晴らしい~生物多様性ってなんだろう~」。講師は近藤万里先生でした。
講義は、近藤先生のカレーを1から作ろう、ほ たるを守る会など自然とふれあう様々な活動についてのご紹介から始まりました。
そして今日の本題「生物多様性について」へ。
人間は生物多様性から多くの恩恵を受けていること、人間の活動によって失われつつある生物多様性の現状や、それを守っていくために市民、地域、国レベルで行っている様々な活動について説明していただきました。変化に気づくときには背後ですでに重大な問題となっている可能性があるという言葉がすごく印象的でした。
持続可能な環境に配慮した企業の製品や認証つきの製品を使うことは、私たち一般市民でもできる生物多様性の保存に貢献につながるということを知り、可能な範囲で生活の中で実践できればよいなあと感じました。
春日神社と勝尾寺園地のヒメボタルは、それぞれ光る時期や時刻が違っており、同一種内での多様性を示す例として教えていただきました。特に勝尾寺園地の深夜のヒメボタルの発光はとてもきれいとのことで、ぜひ訪れてみたいものです。
昼休みの後は、天候不順のため昨年は開催できなかった「森のおそうじ、森に恩返し 清掃ボランティアハイク」でした。
箕面の山パトロール隊の方から、ハイキングを通じた清掃などのパトロール隊の活動について説明をしていただきました。その後、一般参加の方、ボランティアグループの皆さんと合同で、清掃ハイクに出発しました。
昨日も同一コース(箕面駅~聖天展望台~風の杜~瀧安寺)を清掃ハイクしたそうですが、本日は、たばこ27本を含む1.5kgのゴミを全員で回収しました。活動は箕面市と連携しており、集められたゴミは箕面市クリーンセンターで焼却処分していただけるそうです。
途中、パトロール隊が行っている野生動物モニタリング調査の現場を見学させて頂きました。
調査結果は解析をされて、頭数管理の方策の検討などに利用されるそうです。
クリーンハイキングを通じて、きれいな山を維持するためには、大変な努力が必要であることを参加者の皆さんは感じて下さったようでした。(文責 eagwa)