12月2日、日曜日、【みのお森の学校】第5回講座が開催されました。
紅葉がピークを迎え、滝道は朝からたくさんの人でにぎわっていました。
本日のカリキュラムは、午前が中瀬先生の「森林生態学入門~生きものたちのつながり~」の座学、午後が「森のおくりものを楽しもう!」一休さんの自然工作教室の皆さんの指導によるクリスマスリース作りでした。
まずは前半の講義。「森林生態学」とは、 植物、動物、微生物など、森に棲むすべての生物のありさまやつながりを考察する学問。森の中では、植物を食べる大小の動物を食べる肉食動物がいて、それらの排せつ物や遺体、枯れた植物を微生物などが分解し、分解されたものはやがてまた植物に吸収される。森の生きものは、物質やエネルギーの循環で結ばれた生命共同体なのです。(・・・人間もね)
午後からは、クリスマスリース作り。「クリスマスリースは古代ローマ時代が始まりといわれます。ナンテンは難を転じる、の意、赤は厄除けの意味も。ヒイラギもそう、魔除け。常緑の青い葉っぱは若々しさを表し、マツボックリやドングリの実は収穫の喜びを、丸い輪は永遠を象徴しています」と一休さんの自然工作教室代表の西岡さん。受講生の皆さん、それにスタッフも一緒に、工作教室のメンバーの皆さんが野山で集めたおよそ30種類の自然素材を、フジのつるを編んだリングに、挿し込んだり、接着材でくっつけたり、思い思いの装飾を施して、オンリーワンの作品を完成させました。どれもなかなかの出来映え、店で買ったら3000円はするぞ、などと冗談を言いあいながら、出来あがったクリスマスリースをもって、全員で記念写真を撮りました。(文責/成瀬)