11月13日(日)【みのお森の学校】第4日目
11月13日(日)【みのお森の学校】第4日目の講座が16名の出席で開催され、午前中は箕面文化交流センターで講義「里山ってなんだ?」を受け、午後は、前回植生調査を行った森で「きこり体験をしょう」で行われました。
講師の成瀬先生より植生調査結果の説明の後「里山とは」子供の頃の生活を振り返って、ご飯は何で炊いたか、風呂の燃料は等で昭和30年代を振り返りました。続いて持参された、里山の代表的な樹木のコナラ、クヌギ、アベマキの葉、どんぐりを受講生が輪になり、手に取り、触って違いなどの説明が行われ、「食べてみますか?」に「食べれるんですか?」シィの実や、先生が焼かれたマテバシィのクッキーには「素朴な味」「美味しい」の声が聞かれ大いに盛り上がりました。
午後からは前回植生調査した森での「きこり体験」実習。へルメットをかぶり、ハサミとのこぎりを腰に付け準備万端、成瀬先生よりのこぎりの扱い方を学び、二人ひと組で直径10センチ程の丸太切りに挑戦。「しっかり持って」「引くときに力を入れる」。なかなか思うようにいかず悪戦苦闘しながら切り終えた皆さんでした。
続いて伐倒作業です。高さ10m、直径15cm木を選びロープを付け午前中の講義で習った、受け口と追い口切り込み、みんなで少しづつ切って行きツルを残して、ロープを引張ると「倒れるぞ」のかけ声に、ヴァサーという音とともに倒れた。
続いて10m四方の調査エリアの木を切る作業です。初めはこわごわのこぎりを当てていたので、はかどらなかったが10分もすると、面白くなってきたのか「これ切っていいですか」「あれもいい」いわゆる【のこぎり症候群患者】の続出でした。
実習が終わり調査エリアを眺めると、ヒサカキは一掃され様相は一変。地表には明るい日差しが差込でいました。「皆さんの力で、こんなに気持ち良い森に蘇りました」。
講師が締めくくると、受講生は作業の成果を目のあたりに見て、満足そうな表情を浮かべていた。本日も天候に恵まれ貴重なきこり体験を無事終了しました。