「みのお森の学校」【3回目】 10月18日、人と自然の入門講座
10月18日(日) 会場をみのお市民活動センターで3回目の講座が開催されました。
今回は 午前中 講義「里山ってなんだ?」午後実習「植物の様子を調べよう」
スタッフの藤原さんよりレポートをいただきました。
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箕面の憩いの森に集まった受講者は期待と不安に満ちていた。。
森に入って植生調査も初めてなら、ヘルメットをかぶるのも初体験。
「顎紐が締まらない」「これでいいのかしら」支度の段階からワイワイとにぎやかだ。
ロープで仕切った10メートル四方の雑木林の中に生えている樹木を一本ずつ調査する「毎木調査」だ。
調査する樹木は事前にナンバーカードをつけた185本。本日参加した受講者22人をAB2班に分け、記録係、高さ測定、太さ計測、被度推定計5人がチームを作った。
被度とは樹木の枝や葉が地面を覆う割合。枝が縦4メートル横3メートルの範囲に張っていたら被度は12パーセントというわけだ。高さ測定は樹高棒と呼ばれる樹脂パイプの物差しを機のてっぺんまで伸ばして高さをは図る。例えば「5番 ソヨゴ 太さ5センチ、高さ12メートル、被度30パーセント」とういわけだ。高木の場合、15メートル樹高棒が届かず「測定不能」もしばしば。被度は見る場所によって「縦3メートル、横4メートルでひど12」との声が上がると、別の方から「いや縦横5メートル被度25」など別の判定も出て、言い争うシーンも。「高くて見えない位置だから、そんなにこだわらなくても」と講師のアドバイスで笑いがこぼれた。(きこり藤)